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「平松譲」
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平松譲

平松譲

洋画家・平松譲は1914年に生まれた日本の画家です。東京の三宅島に生まれ育った平松譲は後に、名誉村民として村内で讃えられています。風景画を多く書き残し、その繊細な写実性と油彩独特のタッチで美しい様々な風景を描いています。画家を目指し、様々な経験を積み徐々に風景画の大家となっていく平松譲は、様々な名誉ある賞を受賞しています。日展や白日会展にも多数出品しており、その後に「南窓」が日展にて特賞をとります。そして、年と実力を重ねた平松譲の素晴らしい経験となる賞が「南風わたる」です。この作品は各方面から高い評価を得て、なんと文部大臣賞を受賞するほどの作品でした。さらに、ゆかりの深く、若い時分から出品を重ねていた白日会においては記念賞を受賞しました。さて、そんな素晴らしい経歴の持ち主の平松譲ですが「丘の美術館」という作品を見るとそんな彼に絵画センスの良さを伺い知ることができます。花園の先の橋を渡りその先を目指せば朱色の屋根が可愛らしい美術館が待ち受けているという作品です。憂う雰囲気はまったくなく、全体が柔らかい褐色系でうっすらと覆われてどことなくけだるさも感じることができる作品です。油彩独特の温かみのあるタッチと、平松譲の豊かで温和な色彩感覚が折り混ざり、まさに心が洗われる素晴らしい作品に仕上がっています。見た事がない風景のはずなのに、どこか郷愁を感じてしまう感覚は見たもの全てが理解できるところではないでしょうか。そんな平松譲ですが、最も有名である作品は「TOKYO」という作品ではないでしょうか。TOKYOという街を彼自身の目線で捉えた、非常に大胆な構図と均等のとれた色彩で描かれた素晴らしい作品なのです。そしてそのTOKYOなのですが、その高い技術とクオリティで1991年に日本芸術院賞を受賞しているのです。この活躍も買われ、1995年には芸術院の会員も歴任、そして日展でも顧問をするなど日本に美術業界に多大な貢献をしていきたのです。平松譲の描く素朴で力強い作品たちに我々も力を貰っているのではないでしょうか。