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「日本画 堀文子」
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日本画 堀文子

堀文子

日本画家・堀文子は1918年に生まれた日本の画家です。晩年を迎え,高齢にも関わらず今も尚、精力的に活動を続けている日本を代表する画家としても広く知られています。そんな堀文子ですが生命を大切にする心を自然の美しい姿を通じて描く作品が非常に多く、その鮮やかで軽やかな画風によって「花の画家」とも呼ばれる素晴らしい画家人生を歩んでいることでも有名です。また、日本画だけでなく装幀や随筆なども書し人気を博していることでも広く知られています。そんな堀文子ですが、画家を目指し女子美術大学に入学をします。在学中でありながら、その才能は類を見ず、新美術協会展においてなんと初入選を果たし、周囲を驚かしています。日本画部を卒業した堀文子はその後の1940年に新美術協会の会員に推挙され、この場所を軸に活躍をしていくことになるのです。29歳の時分、外交官の男性と恋仲になりそのまま結婚、しかし43歳という若さで最愛の夫と死別してしまいます。しかし、長く打ちひしがれることはなく1961年からの2年間、世界に放浪の旅に出かけます。それまで、数々の作品をシュルレアリスムやアンフォルメンなどの洋画の技法も交えて制作していましたが、世界を見て回ることにより、日本画の持つ美しさに気付き傾倒、一転して純粋な日本画を追求することとなります。2001年に制作された作品の「幻の花ブルーポピー」では、まさに幻とも言えるる野に映えるポピーを描いた作品です。土の香りがしてくるような茶系でまとめられた背景に、力強く、生命力に溢れた野趣溢れる花を鮮やかで優しい風合いで描くその姿は、優しく温和でありながら、芯の通った堀文子そのものを感じさせてくれるような作品となっているのです。現役であり続ける堀文子は、制作も惜しむことはありませんが、後世の教育にも力を入れています。多摩美術大学で教鞭を振るったりと、日本の美術界に高い貢献をしていくことでも名を馳せているのです。数々の人生の苦難を乗り越えながら、自らの作品を描き続ける堀文子。彼女の姿に生命力を感じ取ることが強くできそうです。