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古書 徳川斉昭
骨董買取・徳川斉昭は、江戸時代末期の大名で、常陸水戸藩の第9代藩主を務めた人です。また、江戸幕府第15代(最後)の将軍である徳川慶喜の実父としても知られております。諡号の「烈公」には、その荒々しい気性で、幕末を生き抜いたありさまが描かれております。また、礼儀作法に厳しい性格であったことから、寝相が悪かった幼い息子、慶喜が寝ている枕の両脇に、剃刀を立てていたというエピソードも残っております。他に、女色に淫する傾向が非常に強く、元大奥の女中であった唐橋や、長男である慶篤の正室、線姫にも手を出したと言われております。そして、大奥の女性たちに対し、現代で言うところのセクハラまがいの発言をしたり、大奥の浪費を嫌い、大奥と密接な関係があった仏教寺院にも否定的であったりしたことから、大奥の女性たちに忌み嫌われていたという話です。彼のそうした気性がよくわかる逸話に、次のようなものがあります。斉昭が寵愛していた側室の地位を引き上げたところ、その側室が「今までより地位が上がったため、衣装代が多く掛かりますから」という理由で金を無心したということです。彼は、その申し出を断り、今まで通りの衣装で務めるよう指示しました。しかし、それでも側室が引き下がらず、「それでは体面が保てず、奉公が務まりません」と答えたので、彼は激怒して、それ以来その側室の目通りを許可しなかったというものです。他に、先代藩主の兄である斉脩に代わって水戸家を引き継いだ際、斉脩が召し上がっていたのと同じ食事を家臣らが用意したところ、斉昭は「御三家の格式は非常に重いので、表向きのことは変えられないだろうが、食事のことにまで金を浪費する必要は無い」と言い、翌日から部屋住みの頃の食事に変更させたという話も残っております。尚、斉昭の子息は、男女合わせて37人いましたが、その多くは、各地の藩主となったり、藩主の嫁になったりして、出世を果たしたということです。