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「掛軸 下保昭」
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掛軸 下保昭

下保昭

東洋的な無常観、自然がもたらす未知の力。それらを掛け合わせた水墨画を描き続けたのが、掛軸画家 下保昭です。この下保昭は、1927年に富山県に生まれ幼少の頃から志し高く、一流の画家を夢見て研磨を重ねていました。日々、夢を見る中で22歳の時に本格的に絵画の勉強を始めます。西山翠嶂が開いた青甲社を見つけ、そこに入門し絵画の基礎を固めて行きます。下保昭は、元々才能が合ったのか、入門した翌年には何と日展に初入選を果たすことになります。さらに、画家としての人生を歩み始めたその後も、衰えることは無く、日々鍛錬して日展にて実力を磨き続けて行きます。菊花賞を受賞する実力があり、その後も日展で「遥」を出品した際、文部大臣賞という日本画家としての名誉を手に入れます。当然、日展意外にも様々な場所で活躍します。日本国際美術展を始め、現代日本美術展などでも下保昭を知らぬ人は者はいないほどになったのです。ここまで、世間の中で活躍をし続けていた下保昭なのですが、1988年に日展を脱退することになります。もっと、自由にそして新しい美術を作り続けてたいと意味合いで、無所属としての活動を初めています。自由な表現を作り続けている、下保昭は全国各地に足を伸ばし、そこで出会う自然のエネルギーを自らの芸術に昇華していきます。さらには、仏教的な無常観という背景を持ち合わせていた下保昭は、水墨画にそのイメージと自然のパワーを融合させた幽玄的ながら奔放で独創的な作品を発表しています。水墨画を描いたシリーズでも、大きな名声を手に入れた下保昭なのですが、その後に発表されていった「日本の山水シリーズ」では、新しい優しさに溢れた雄大な作品が評価されました。やはり、下保昭と言えば自然を作り出す「湖上霊峰」「黄岳朝陽」「彩雲暁粧」でしょう。掛軸買取であっても、まだまだ多くの人気作があり、水墨画だけに問わず通常の日本画も高価な価格で取引されます。第3回MOA岡田茂吉大賞など、世界的にも名の知れる下保昭。彼の心に映る本物の美は、今の美術界にも受け継がれているでしょう。