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「掛軸 下村観山」
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掛軸 下村観山

下村観山

日本美術院の再興、そして代表作の「白狐」「弱法師」など素晴らしい秀作を残し続け、日本の美術界を牽引していった画家が、掛軸買取 下村観山です。そんな下村観山は、1873年に和歌山県和歌山市で生まれます。しかし、8歳の頃には既に東京にいくことになり、自然と絵画の道を歩ことになっていきます。 下村観山は、先ず絵画を学ぶ為に、狩野芳崖に師事をしていきます。ここで絵画の基礎を学びますが、師がこの世を去った後には橋本雅邦に師事をして、より研磨を磨いてくこととなります。そんな下村観山なのですが、東京美術学校の第一期の卒業生ということでも有名です。最終的には、この東京美術学校で教鞭をふるっていた岡倉天心との行動を共にしたことが、後の人生に大きな影響を与えています。 結果的には、横山大観に菱田春草などと、日本美術院の創設に参加することになり、日本の美術界に大きな影響力を与えて行くこととなります。数々の賞を受賞していく、下村観山は1936~1938年にかけてロンドンに留学し、欧州各地を巡っては、自らの芸術に新しい風を吹き込みます。その影響もあってか、非常に下村の作品には、日本画だけの良さでは無い、独特の風合いが隠されています。特に代表作とも言われている「弱法師」ではおびただしく縦横無尽に広がる木の枝と対照的な、弱々しい法師の姿が描かれています。しかし、決して物悲しいだけではなく、その心の奥に潜む強い思いと慈愛を醸し出す、秀作となっています。陰影の使い方や配色のバランス。現代の作家がこれほどまでの作品に、どれだけ迫ることができるでしょうか? そんな、作品なのです。下村観山の作品はもちろん、掛軸買取においても、非常に高価な価格で取引されています。重要文化財として、数々の作品が国内に保管されてる、国宝級の画家である下村観山。彼の目指した芸術の境地、そして辿り着けなかった何か。人生そのものを芸術として捉えることができる、本物の芸術家だったに違いありません。