鼈甲（べっ甲）
高額買取

べっ甲買取の査定ポイント

べっ甲はタイマイというウミガメの甲羅から作られる加工品で、日本では古くから装飾品に利用されてきました。約1400年前に小野妹子が隋から持ち帰った皇室への献上品が日本最古のべっ甲工芸品とされ、将軍家への献上品としても珍重されていました。江戸時代には櫛や帯留め、かんざしなどのべっ甲工芸が普及しましたが、やはり庶民には手の届かない贅沢品だったといわれています。

古くから日本人の生活に浸透していたべっ甲ですが、現在では希少なものとなっています。その理由はタイマイがワシントン条約で保護されるようになったからで、現在、日本ではタイマイの資源調査事業や産卵孵化の調査を行い、日本の伝統であるべっ甲工芸の生き残りを目指しています。ワシントン条約では国際取引が規制されているべっ甲ですが、国内流通は規制されていませんのでご安心ください。

美しい飴色の色合いが魅力のべっ甲は人気が高く、最近ではプラスチックを使ったべっ甲風の製品もよく目にします。べっ甲という素材が貴重になった今、本物のべっ甲に出会う機会は以前より格段に減っているでしょう。本物とプラスチックの見分けが難しい品物ですから、もしかすると、プラスチックだと思い込んでいるお手持ちの品や形見の品は隠れたお宝かもしれません。創業40年以上の歴史を誇る古美術八光堂は、優れた工芸品や価値が高い品を確かな鑑定眼で見定め、高価買取しております。帯どめやかんざしなどの和装品、ネックレスやブローチなど本物のべっ甲製品を数多く買取してきた八光堂で、ぜひお手元の品の価値をお確かめください。