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「バーナード・リーチ」
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バーナード・リーチ

バーナード・リーチ

 イギリス人陶芸家として活躍し、多くの功績を残した偉大なる陶芸家のひとりが、バーナード・リーチです。日本の陶芸家にも大きな影響を与えた人物の一人でもあり、外国人らしい先鋭的でモダンなアプローチは、人々の心を捉えていきました。
 バーナード・リーチは1887年にイギリス人の父とイギリス人の母の間に香港で生まれました。母は出産で死去したため日本にいた母方の祖父に引き取られたため、関西で生活をすることとなります。しかし、1897年、イギリス本土に戻って教育を受けることになります。1903年になると、芸術家を目指しロンドンのスレード美術大学に入学しましたが、父親の死をきっかけに銀行員として働くことを選びました。しかし、芸術の道を諦めきれなかったため、ロンドン美術大学でエッチングの技法を学びました。そして、運命を変えたのが、ここで出会った高村光太郎でした。ロンドン留学中の高村光太郎と知り合うことで日本を思い出し、1909年には日本へ戻って東京・上野に住み始めました。
 芸術運動と関わっていく中、1912年に6代尾形乾山に陶芸を学びます。中国から戻った1917年、我孫子の柳の家に窯を開いて陶芸家のスタート。陶芸家としても日本と海外の様々な技法を吸収したリーチ。スリップウェアや塩釉といったイギリスやドイツの伝統的な日用陶器にも着目してその技法を習得していきます。陶芸の価値がまだ低かった海外において、著書『A Potter’s Book』を発行し、大きな衝撃を海外に与えました。晩年、視力を失いかけながらも、1963年に大英帝国勲章を、1974年には国際交流基金賞を受賞するなど、まさに生涯現役を貫く陶芸家として活躍を続けました。今後、彼の作品は多くの場所で評価をされることでしょう。バーナード・リーチは、高価買取となります。