【感染予防の取り組み】はこちら

人気作家
「三輪雪堂」
のご紹介

買取対応人気作家のご案内です

三輪雪堂

三輪雪堂

 坂釜と言えば、毛利家の御用窯を務めた有名な窯元です。そして、それに対をなすように、素晴らしい作品を手掛けてきたもうひとつの御用釜が、三輪窯。この三輪の窯元で活躍したのが、三輪雪堂です。9代目当主として活躍していた三輪雪堂は、煎茶器に定評があることでも知られています。大胆でありながらも繊細、そして侘を感じさせる作品は、他の当主達と比べると、一段と良さが分かると言われています。
 三輪雪堂は60歳の頃に休雪を譲位、隠居をしており、三輪雪堂の名で活動しています。実は、三輪の窯元というのは、坂釜に比べて数が少ないのです。しかし、作品が劣っているわけでは決してなく、むしろ高い評価を得ていました。三輪雪堂が、9代目当主の時の作品も多くは残っていないために、非常に貴重なものとして扱われています。三輪雪堂が作る茶道具は最高峰と謳われており、茶道具好きの方たちの中では特に需要の高いです。
 萩焼といえば、渋みのある作品が多いのですが、三輪雪堂も同様の魅力があります。火がもたらす自然の美しさだけでなく、芸術性の高い造形力もまた魅力のひとつです。とはいえ、日常的に利用する事を目的に作られているため、見飽きることがなく使うことができるのです。高価で手の出ないというイメージの強い茶道具の世界の中、三輪雪堂の作品もそのようなものもあります。しかし、中には手の届きやすい作品もあるようです。そのため、まだまだ手に入れるチャンスも残っています。三輪雪堂の次の10代当主が人間国宝となっています。その指導力や影響力も強かった人物なのでしょう。茶道具買取でも、三輪雪堂の作品は高価買取となるので、常に目を離すことはできません。