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「茶道具買取 八木一夫」
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茶道具買取 八木一夫

 伝統を守るという保守的な一面もある陶芸界。この陶芸の世界に新しい風を吹き込み、アートとしての陶芸を完成させた人物こそ八木一夫でしょう。他に類を見ない造形力に、旺盛な創作活動。60歳という、陶芸家としてもまだまだ若い年齢でこの世を去ってしまい、日本陶芸界における損失のひとつと言われるほどの人物でした。

既成概念を完全に打ち破る、天才的なアプローチ

 八木一夫は大正7年に京都に生まれています。幼少の頃より、陶芸家として活躍することを夢見る日々を過ごしました。13歳の頃には、京都市立美術工芸学校彫刻科に入学、陶芸を始めとした造形物への基礎を固めました。同校卒業後、商工省陶磁器試験所に伝習生として入所。 日本陶彫協会にも入会、陶芸の知識をより深く学びました。教員として働いていましたが、昭和21年に陶芸に専念。「青年作陶家集団」に加わってから、創作活動に更に力を入れるようになりました。新陶芸運動でも活動するなど、陶芸の持つ新しい側面を追求する日々を送りました。
 陶器の実用性を排除した、完全なオブジェ作品を生み出すようになり、海外でも高い評価を獲得するようになります。黒陶という全く新しい無機質な質感の陶器を作成することで、ユーモアに溢れる素晴らしい作品を数多く生み出しました。既成概念を完全に打ち破る、天才的なアプローチの数々は、茶道具の世界でも重宝されています。現代茶道では伝統を守る作品を使う一方、全く新しい世界を築こうとする茶人も少なくありません。そういった意味でも、八木一夫の作品の存在は非常に大きなものとなっているのです。今後も茶道具買取では、八木一夫が人気作家であり続けるでしょう。