人気作家
「茶道具買取 芳村観阿」
のご紹介

　江戸時代後期を中心に、多くの作品の目利きをし、多くの茶人に影響を与えたのが芳村観阿です。自らも茶人として活躍し、たくさんの道具を手掛けました。茶道具買取でも、芳村観阿の作品は高く評価されており、高価買取は変わることはありません。江戸時代を代表する茶人である芳村観阿は、いくつかの号を使って活動していたことが知られています。 物外や聴笙、指月斎、苦楽庵など様々な作品作りに携わりました。芳村観阿の功績は、やはり骨董品や書の収集だったようです。当時、最高峰と呼ばれた、書画のコレクションの数々は現代の骨董品好きにはたまらないものばかりだったのではないでしょうか。

奥ゆかしく趣味の良い人物

　松平不昧の名器収集にも力を入れていたようで、当時の茶道界においても、影響力のあった人間であることに間違いありません。浅草に数奇者白酔庵を作り、その確かな鑑識眼は一目置かれていました。白酔庵の極・箱書きを持つ物は、まず間違いないとされ、この白酔庵から発掘された茶道具などであれば、高額での査定が期待できます。 さらには、不味公という歴史的人物に対してもアドバイスを行っており、そのアドバイスが的確だったことも有名です。その後の不味公の言動にも、大きな影響を与えたそうです。 江戸を代表する文化人として知られていますが、実は経歴のほとんどがあまり残っていないと言われています。 最高峰の目利きとして存在し、数多くの文化人に影響を与えながらも、その存在は表沙汰にしなかったのでしょう。芳村観阿のように、自分の存在を意図的に表に出さず、奥ゆかしく趣味の良い人物だったからこそ、周囲の人々からの信頼も大きかったのではないでしょうか。茶道具買取でも、芳村観阿の名は大きな影響力を持ち続けることになるのではないでしょうか。