骨董品買取のトラブル事例
骨董品や古美術品の買取においては、以下のようなトラブルが発生することがあります。
「『出張買取無料』を謳っているのに、交通費・キャンセル料を請求された」
「出張買取無料」と思っていたのに、交通費やキャンセル料を請求されることがあります。例えば、問い合わせをした際には「出張買取はすべて無料」と説明を受けていたものの、査定後に買取を断ったら「遠方のため交通費とキャンセル料を払ってください」と要求されたというケースがあります。
⇒上記のように「出張買取無料」と謳っているにも関わらず費用を請求してくる買取業者は、WEBサイトで査定額を明示していないケースがあります。対策として、「情報を明示している業者」に相談しましょう。具体的に情報を明示しているか否か見極めるポイントとして、「WEBサイトに買取実績を明示しているか」「業者に所属している鑑定士がメディアに出演しているか」をチェックするとよいでしょう。
なお八光堂では、まず出張・査定料、キャンセル料などは一切かかりません。
そして、買取実績について、絵画、掛け軸、茶道具、香木などの多数の買取実績がございます。
例:
絵画買取
掛軸買取
茶道具買取
香木買取
また、八光堂の鑑定士(バリューデザイナー)は豊富なメディア出演実績があります。所属するバリューデザイナーやメディア出演情報は「バリューデザイナー(鑑定士)紹介」ページにまとめておりますので、ご興味がおありでしたらご覧ください。
「納得のいかない査定額を提示され、査定が低い理由についても説明が無かった」
実際の価値よりもはるかに低い価格を提示されることがあります。
例えば、短い時間しか査定していないにもかかわらず、納得できる理由もなく低い査定額を提示され、断った後も業者が居座り続けた、というケースがあります。特に、鑑定書や箱がないことにつけ込み、低い査定額を提示する業者も存在します。
⇒対策は大きく3つです。
①骨董品をベストな状態にしておく
傷や汚れはなるべく最小限にしましょう。また、付属品や証明書はなるべく揃えて、骨董品の価値が正確に伝わるようにしましょう。
②信頼できる骨董品買取業者に相談する
なるべく実績の豊富で、見る目が確かな買取業者に相談しましょう。
③骨董品買取業者と議論する
査定額に納得できなければ、勇気を持って理由を聞きましょう。
なお、八光堂のバリューデザイナー(鑑定士)は、実績豊富であり、骨董品の価値を正確に見積もります。正確に見積もれる理由は「実績」と「ミッション」です。八光堂の買取歴は、43年で100,000件以上と、業界屈指の実績があります。そして、バリューデザイナー(鑑定士)のミッションは、骨董品・美術品の買取をきっかけとした「お客様の生涯にわたる売買のご支援」です。そのため、実績とミッションに基づき、お客様に納得いただける正確な鑑定を行います。
「売りたくない別の骨董品や美術品の売却を要求され、クーリングオフも拒否された」
売りたくないものの売却を要求されるケースも存在します。例えば、掛軸の買取を依頼していただけなのに、家にあった宝石や別の骨董品について売却を要求するケースがありました。買取を依頼したわけでもないのに、業者側の勝手な都合でほかの商品を買い取ることを狙われるケースです。
⇒八光堂は、お客様の意思を尊重し、お客様の意思に基づいてのみ買取いたします。
八光堂のバリューデザイナー(鑑定士)のミッションは、骨董品・美術品の買取をきっかけに「お客様の生涯にわたる売買のご支援」です。
あくまで取引の主体はお客様と考えておりますので、お客様とまずは合意し、合意に基づいてのみ買取をいたします。
「買取業者が骨董品を盗難・窃盗した」
依頼者が見ていないところで骨董品を盗むような悪徳業者によるトラブルもあります。具体的には、買取業者が、依頼者には売る意思が無いにも関わらず、所有物を勝手に持っていく、というような窃盗に該当するケースです。特に、持ち出しやすい小型の貴金属やスマートフォンなどの電子機器、そのほか小さな骨董品や財布は狙われやすいです。
⇒出張買取で依頼されていないものを勝手に持ち出すことや盗むことは、犯罪です。予防のため、実績が豊富で社会的に信用のある骨董品買取業者を選んでください。
また、仮に被害にあった場合はすぐに警察に相談してください。
なお、八光堂の買取歴は、43年で100,000件以上と、業界屈指の実績があります。また、八光堂のバリューデザイナー(鑑定士)のミッションは、骨董品・美術品の買取をきっかけに「お客様の生涯にわたる売買のご支援」です。誠実にご支援しますので、是非ご相談ください。
骨董品を高く買い取ってもらうコツ
骨董品を高く売るためには、大きくは適切な保管と最適なタイミングでの売却が必要です。以下では、より詳細に骨董品の価値を最大限に引き出すための具体的な方法を解説します。ポイントを押さえて、骨董品を高く売るための準備をしっかり行いましょう。
1. 付属品を揃える
骨董品には、共箱や鑑定書、紹介文、袋などの付属品が付いていることが多いです。これらの付属品が揃っていることで、品物の価値が上がり、買取価格が高くなる可能性があります。できるだけ購入時の状態を保っておくことが重要です。
2. 丁寧に保管する
骨董品は、温度や湿度などの環境条件に敏感です。例えば、未開封の品物であれば、そのままの状態で保管することで価値が保たれやすいです。劣化を防ぐため、湿気が少なく風通しの良い場所で保管し、直射日光を避けるようにしましょう。また、触る際には手袋を使うと良いでしょう。
骨董品の保管や手入れの方法については、品物ごとに下記記事にて詳細に解説しております。ご興味がおありでしたらご覧ください。
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3. 定期的に査定を依頼する
骨董品の市場価値は時期や需要によって変動します。早めに専門家に査定を依頼することで、最適な売却タイミングを見極めることができます。特に価値が高いと思われる品物は、定期的に査定を受けることが推奨されます。そのため、信頼できる買取業者の担当者とつながりをつくっておくとよいでしょう。
骨董品の査定の方法については、下記の記事で詳しく解説しております。ご興味がおありでしたらご覧ください。
骨董品ってどんなもの?種類、鑑定方法、おすすめ処分方法を徹底解説!
また、八光堂に骨董品の買取をご依頼いただく場合、窓口は下記ページです。ご覧いただけますと幸いです。
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4. 自分で修復しない
傷や汚れが気になる場合でも、自分で修復することは避けましょう。自分で修復すると、かえって価値を下げてしまうリスクがあります。修復が必要な場合は、専門家に依頼しましょう。
骨董品に傷や汚れがある場合の修復方法については、品物ごとに下記記事にて詳細に解説しております。ご興味がおありでしたらご覧ください。
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5. 適切な時期に売却する
骨董品は売るタイミングで価格が変動することがあります。市場の需要が高まっている時期や、特定の作家が注目されている時期に売却することで、高値での取引が期待できます。いつが高く売れるかわからない場合は、買取業者に相談すると良いでしょう。
6. 複数の業者で相見積もりを取る
複数の買取業者に査定を依頼する「相見積もり」を行うことで、より高い買取価格を提示してもらうことができます。各業者の査定額を比較し、最も良い条件を提示してくれる業者を選びましょう。
骨董とは
骨董とは、「古くて珍しいもの」もしくは「古くて役に立たなくなったもの」を指します。
前者に関しては、「骨董品」とほぼ同義です。
例として、掛軸や絵画、陶器、茶道具などが含まれます。
また、骨董品とは、「美術的価値や希少価値を持つ古美術品や古道具類」を指します。
しかし、日本においては、骨董品の定義は曖昧であり、どのくらい古いものが骨董品とされるかについて明確な基準はありません。中国美術においても同様です。
例えば、アメリカの通商関税法では「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」がアンティーク(骨董品)とされていますが、日本ではこの基準は必ずしも適用されません。
そのため、ご覧になっている皆様のご自宅にある「古くて珍しそうなもの」は、骨董品であり、価値がある可能性があります。
骨董品の価値は何によって決まるのか
骨董品の価値が決まる要素は、希少性です。
希少価値の高いものほど市場価値が高く、オークションなどで高額で取引されることがあります。
例えば、古い掛軸や陶器、香木など、見た目では価値が分かりにくいものでも、専門家の鑑定によって高額な価値がつくことがあります。
注意点として、骨董品の価値は物品の状態や市場の需要によっても左右されるため、価値の判断には専門的な知識が求められます。
そのため、「これは骨董品かもしれない?」「これは売れるのだろうか?」とお悩みでしたら、経験豊富なバリューデザイナー(鑑定士)に相談することをおすすめいたします。
欧米での「骨董品」の定義
欧米では、日本より詳細に定義されています。
用語 |
読み |
定義 |
Antique |
アンティーク |
作成されてから100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品。 1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に準拠する。 |
Junk |
ジャンク |
作成されてから100年を経過しない手工芸品・工芸品・美術品。 |
Rubbish |
ラビッシュ |
古いが、価値のないもの。 |
Vintage |
ヴィンテージ |
概ね20年~30年以上昔に製造された古いもの。 |
Retro |
レトロ |
製造年数は問わずヴィンテージ風、アンティーク風の製品。 |
骨董品と古美術品の違い
骨董品とは、「古くて珍しいもの」を指し、『歴史的価値や希少性、工芸品としての価値』があるものを含みます。
一方、古美術品は「『美術的価値』を持つ古い作品」を指し、芸術的な要素を重視します 。
また、文化財保護法によると、古美術品は「美術工芸品」に分類され、特に重要なものは国宝や重要文化財として指定されることがあります。
骨董品には広範な範囲の物品が含まれるため、美術的価値に限定されない点で古美術品とは異なります。