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古書 古谷蒼韻
数々の書を生み出し続け、多くの人々を魅了し続けた書家、骨董買取・古谷蒼韻。文化功労者でもあり、日本における書の歴史に名前を深く刻み付けた書の大家でもあります。1924年に京都に生まれた古谷蒼韻は、幼少の頃より書や学問へ深い興味を抱いていました。そして、京師範学校の在学中には、中野越南に私淑。 その後には、辻本史邑、村上三島に師事をして書の研鑽を続けて行きます。天才的な感覚で生み出し続けられた古谷蒼韻の書は、多くの功績ものこします。1961年には日展特選を受賞。 さらに、1981年には日展内閣総理大臣賞を受賞しており、1985年「万葉・秋雑歌」で日本芸術院賞を獲得。その功績が高く買われ、日展顧問や日本書芸院最高顧問、さらには、読売書法会最高顧問など数々の名誉ある地位を手に入れて行きます。さらには、地元である京都で京都書道作家協会会長を歴任。 より広く書を広めて行くために、蒼遼会を主宰するなど普及活動にも努めていました。2006年には、日本芸術院会員となり、2010年文化功労者として確固たる地位を築くことになりました。そんな古谷蒼韻なのですが、2009年に行われた日展への入選数を有力会派に事前分配するよう指示したとされており、2013年に騒動の責任を取るというカタチで、日展の退会をしています。 さて、そんな古谷蒼韻は師である、中野越南氏を非常に尊敬していることでも知られています。始めて書を習った人物ということで、現在でも崇拝しているとされています。その教えも、現存の書家から学ぶのでは無く、古典から多くを学べと教えられていたようです。その結果、数々の古典を模写し、自らの書風を築き上げていったとされています。 数々の書を書き続けながらも、師風追随派ではモノマネで終わってしまうと、自らの境地を摸索。中野越南の教えを胸に、書家としての大家にまで上り詰めたのです。古谷蒼韻の作品は、古書買取においても人気が高く、これからも価格は上がって行くでしょう。書の伝統を守り続けながら、新しい世界を切り開いた古谷蒼韻。彼の功績は、これからも広く知られて行くことでしょう。