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古書 本阿弥光悦

本阿弥光悦

工芸家で書家、さらには画家に出版者、作庭師、能面打ちなど数々の才能を持つ芸術家、骨董買取・本阿弥光悦。「蓮下絵和歌巻」などに見られる、美しも独特の作風を基本に、様々な秀作を世に生み出し続けた大芸術家です。 1558年に、刀剣の鑑定と研磨、浄拭を家業としている家に長男として生まれます。家業を守るために、刀研ぎなどを行っていたはずですが、彼の作品からその刀にまつわるものは生まれておらず、芸術的な精神を養っていたと考えられています。マルチアーティストと評される本阿弥光悦は、こうした精神性を自らの芸術に昇華していくことが非常に上手な人物であったとされています。 書家としての功績が高く「寛永の三筆」と評される実力の持ち主でもあったのです。また、本阿弥光悦は洛北鷹峯に芸術村を開いたことでも知られています。徳川家康から鷹峯の地を拝領しており、結果的に本阿弥一族や町衆、さらには職人などの法華宗徒仲間をひきつれ移住をしています。 その場所には、様々な芸術家や職人が集まり、よい刺激になる間柄として実にユニークな生活を送っていたとされています。また、俵屋宗達と尾形光琳ともに創りあげたのが、琳派です。繊細な筆遣いと美しい色使い、描写力の高い作風で現在でも、多くの芸術家が琳派を基本としていることでも知られています。 陶芸家としても高い評価を獲得している本阿弥光悦は、常慶に習っていると言われています。楽焼の茶碗に、漆芸では装飾的な図柄の硯箱などを生み出しています。しかし、漆工品などに関しては、どこまで本人が関与しているか、というのは現在では分からないようです。本阿弥光悦の作品には、数多くの国宝があります。 楽焼片身替茶碗銘「不二山」に、舟橋蒔絵硯箱。黒楽茶碗では、「雨雲」「時雨」「雪峰」「加賀」「乙御前」、書には四季草花下絵古今集和歌巻、鶴下絵三十六歌仙和歌巻などがあります。勿論、古書買取でも本阿弥光悦の作品は高い評価を得ており、多くの人々に注目されています。日本における芸術の分野に大きく貢献をし続けた本阿弥光悦。日本始めてのマルチクリエーターとして、いつまでも語り継がれる事でしょう。