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古書 徳川光圀
骨董買取・徳川光圀は、常陸国水戸藩の第2代藩主です。TVドラマ「水戸黄門」としても知られております。光圀は、『大日本史』を編纂するのに必要な資料を収集するため、家臣を諸国に派遣したり、隠居した後、水戸藩の領内を巡視したりしたと言われております。そうした逸話から、諸国を漫遊したイメージを持っている人が少なくありませんが、実際には、現在の関東地方にあたる範囲から出た記録はほとんど残っていないという話です。また、彼の主導した文化事業は多方面に渡り、その功績が称えられることは珍しくありません。ただ、その一方で、広範な文化事業を手掛けたことによって、藩財政の悪化に拍車をかける結果をもたらしたという批判もあります。また、「水戸黄門」をモチーフにした映画やテレビドラマ、歌舞伎、講談、書籍、古書などは数多く存在します。ただし、水戸家には、彼と同じ中納言の役職に就いた人が、他に7人も存在しました。そうした人たちが、何故水戸黄門のモデルとして選ばれなかったのか、疑問に思う人も少なからず存在するようです。光圀は、2代目の水戸藩主ですが、3代目の綱條や9代目の斉昭が時代劇に登場することもあります。しかし、光圀以外は、いずれも脇役として出演しております。光圀には、「大日本史」を編纂しただけではなく、生類憐みの令に抗議する意味を込めて、綱吉に犬の皮を送ったり、ラーメンを食べたりしたことなど数多くの逸話が残されております。また、彼が10年間の隠居生活を送っていたことも、架空の話題を作るのには適していたと考えられます。ただ、9代目水戸藩主、斉昭は、隠居してから死去するまでに16年の歳月を費やしております。そのような事情から、天保時代や幕末の時代劇に斉昭が登場するケースも珍しくありません。諸々の事情を考慮すると、光圀が水戸黄門のモデルとなったのは、やはり「大日本史」を編纂した功績が大きかったのではないかと考えられます。