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「洋画 山口長男」
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洋画 山口長男
フォービスムを感じさせるような抽象画を、風景などをモチーフに描き、美術界に大きな功績を残したのが洋画買取 山口長男です。ヴェネツィア・ビエンナーレなどで日本代表として作品を出品するなど、その活躍は国内だけでなく海外でも活発に行っいました。そんな山口長男は、1902年に生まれています。京城で育った山口長男は、19歳まで京城で過ごし、そこから東京へと上京を果たしています。絵画を本格的に学ぶことを心に決めた山口長男は、まず本郷洋画研究所へ入所。絵画の基礎を学び、そしてその面白さに惹かれて行きます。そして、本格的に絵画を学ぶために東京美術学校へ入学。より深く、絵画の勉学にッ研鑽を積み上げて行きます。さて、そんな山口長男なのですが、東京美術学校を卒業すると同時に渡仏しています。そして、その渡仏の最中にパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックなど、抽象的な作風を描く画家に強い影響を受けて行きます。さらには、彫刻家であったオシップ・ザッキンのアトリエへも度々足を運び、立体というジャンルでも新しい美術様式のために研究を続けていきました。そして、様々な経験を積み上げて行った山口長男は、1946年に京城を引き上げて上京し、1953年に日本アブストラクト・アート・クラブの創立に参加します。新しい洋画の世界観をより強固にしていくため、日々奔走を続けて行きます。自身の描く作品はフォービスム的要素が強く、日本のみならず世界的にも名を広めて行きます。1954年には、ニューヨークでのアメリカ抽象美術展に出品しています。さらには、その翌年には第3回サンパウロ・ビエンナーレへの出品。さらには、1956年に行われた第28回ヴェネツィア・ビエンナーレでは、日本代表として出品するなどワールドワイドな活躍を見せて行ったのです。1961年に、芸術選奨文部大臣賞を受賞し、武蔵野美術学園の学園長としても活躍しました。洋画を自らの解釈により、新しい世界に導き上げた山口長男。彼の存在、功績こそ日本洋画界が求め続けたものだったのです。
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