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茶道具買取 奥平了保

奥平了保

 茶道具を語る上で非常に重要な人物と言えば、間違いなく奥平了保でしょう。江戸時代後期に活躍をしていた釜師であり、奥平了保の生み出す作品は、茶道の世界に大きな影響を与えたと言われています。奥平了保は大西家九代浄元として知られており、幼少の頃よりこの世界へ進むことを心に決めて生きてきたと言われています。十代浄雪の弟であり、姓は奥平で名を定行、通称は佐兵衛と呼ばれていたそうです。刷毛目を得意とした作品づくりで知られており、近代における随一の名人として数多くの名作を世に送り出してきました。共箱は「奥平」の印があるので、茶道具をご売却の際には、この印を確認してみると良いのではないでしょうか。多くの作品は、派手さは無いものの、その独特の造形美と機能性、そして素朴な雰囲気。全てが絶妙なバランスで構成されています。
 大西家宗匠の特徴を見てみますと、大西浄林は光沢を出す仕上がりとなっていながらも、一切いやみな部分はなく、むしろ気品に溢れる美しさを持ち合わせているような佇まいをしています。大西浄清は、表面にツルが大胆に施されており、まさに祝いごとなどの席には欠かせない、そういった華やかさ感じさせます。大西浄入は、丸みのある底部分に四角形の枠を取り付けるという大胆な方法で作られており、どことなくモダンさを感じるような、そういった雰囲気を持ち合わせています。
 千家出入りの釡師として釡作りに励む日々を送っていた奥平了保は、そのような状況下で数々の銘品を生み出し、次第に名声をあげていくこととなります。非常に研究熱心であったことでも知られており、その作品の大胆さには各方面から大きな支持を得ていたと言われているほどです。釜師という、現在ではなかなか少なくなってきた伝統を築き上げ、多くの人々に影響を与えてきた奥平了保。彼の活躍はこれからも評価されていくでしょう。茶道具界の重鎮として語り継がれていくのです。茶道具買取においても奥平了保の作品は評価されていくでしょう。