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日本画 小島和夫

小島和夫

日本画の大家・小島和夫は1945年に生まれた日本を代表する画家です。北海道出身の小島和夫は晩年、地元北海道などでの個展を精力的に行っています。画家志して上京。1970年に東京芸術大学日本画専攻に入学し、その技術と基礎を研磨し無事卒業します。元々、絵画の才能に溢れていた小島和夫は、東京芸術大学を卒業後と同時に院展で初入選を果たすという素晴らしい経歴の持ち主なのです。真面目な性格も手伝った小島和夫は、院展での入選でおごり高ぶることはなく、その後に日本画の大家である平山郁夫に師事し、自らの技術をさらに磨きをかけます。そんな、努力の人である小島和夫はその後も数々の名誉ある賞を多く受賞し、日本美術界に大きな貢献を果たしているのです。さて、そんな小島和夫の作風なのですが、東欧であったりアジアであったり、大きくこだわらず自らの眼に叶った風景などを繊細で独特な色彩で捉え、郷愁と情緒溢れる画法で描きます。その作品の多くは、見るものを何か懐かしく優しい気持ちにさせるものばかりで、彼の人柄を表すような素晴らしい作品になっているのです。その中でも日本の棚田を描いた作品である「早苗の頃」です。収穫の季節を期待するように、まだ青葉萌える爽やかな時期の麓の田んぼが描かれた作品です。淡く青から朱色へグラデーションに移り変わる夕刻の時期を描き、丁度緑が美しく移る素晴らしい風景が描かれています。日本人であれば琴線に触れるような美しく郷愁を誘う雰囲気を持ち合せています。小島和夫ですが、このような素晴らしい作品を出品しつづけた結果、才能を認められ院展の特待に推挙されるほどの人物になっていきます。小島和夫は優しくも垰やかなそのタッチで描かれる力強い作風と温和で優しい人柄で、今も尚、彼の周囲に数多くの人々で溢れ変えっているのです。日本の美しい風景も取り分け多く描かれている現在、日本画の忘れ去られた美しさを我々に伝え続け、感動を与えて欲しい願うばかりなのです。