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「茶道具買取 永楽家 [二代] 西村宗善」
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茶道具買取 永楽家 [二代] 西村宗善

 千家十職という、千家の茶道具を造る家柄があります。その中の一家が、永楽家です。永楽家は、主に土風炉を作る焼物師の家系であり、長年この千家の道具づくりに携わっています。初代から当代に至るまで、類い稀なる造形力と、その斬新な発想。土風炉の業界の変革を起こした希代の焼物師の一家として知られています。
 初代が残した技術を受け継いだのが、二代目の西村善五郎です。初代西村善五郎の息子として生まれていますが、こちらも先代同様生年は不詳となっております。

多くの人々を魅了し続けて行った宗善

 幼少の頃より、焼物師として活躍を続けていた父親の背中を見ていた事からも、焼物の世界に入っていったのは自然なことであったのでしょう。2代西村善五郎は、通称善五郎と呼ばれていたようです。その事からも、茶道の人々に愛されていた事が伝わってきます。さらに、号を後には宗善と改めており、晩年に至るまで活躍をしていました。しかし、あまり記録が残っていません。
 大和国西京西村に移住し、春日大社で活躍をしていた初代とは違い、その活動の場は主に堺だったと言われています。西国での活躍が伝えられる事から、後の千家への深い関わりをこういった部分から手に入れて行ったのではないでしょうか。そして、堺においても土風炉の見事な制作技術は伝えられているようで、多くの人々を魅了していました。後に、3代目の西村善五郎を授かり、その後に家督を譲ったとみられています。現段階では、2代目の西村善五郎の経歴はハッキリと分かっていませんが、素晴らしい技術者であった事は確かです。