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「朝日豊斎」
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朝日豊斎

朝日豊斎

 朝日豊斎は、現在15代目となっている、伝統的な陶芸家の家継です。その作品の多くは、伝統的で郷愁を誘いながらもどこか気品にあふれており高級感を感じさせます。さらに、独創的な造形や色づけの雰囲気なども他には無い魅力の一つだと思います。14代でもあった松林豊斎も有名です。
 朝日豊斎は、1921年に13代の長男として京都府の宇治市に生まれます。幼少の頃より、伝統を守る陶芸家の家系に生まれただけに、自らもこの道をたどることへの覚悟が出来ていたと言います。幼い頃から数々の名作を自らの目で見ていた経験から、センスを身に着けていきました。以後、陶芸の研究を深めて行くために、国立陶磁器試験場に入り、様々な陶芸の研究に励む日々を送ります。そんな中でも自らの作品づくりを怠る事なく数々の作品を生み出していました。
 1943年には、国立陶磁器試験場を退職し、3年後に朝日焼14代を襲名する事となります。無煙登窯を築窯し、その作陶ペースを上げていきます。三笠宮妃殿下、三笠宮容子内親王殿下に火入式で御来窯御台臨を賜っており、「玄窯」と御命名さて、「豊斎」印を拝領しています。1995年には、京都・大徳寺本山で得度しており、大徳寺派管長・福富雪底老師より「猶香庵」を授かります。信仰に関係深く数々の作品を生み出すきっかけとなったのです。また、この朝日焼は品格の高い茶器を作陶する事でも陶芸界では有名であり、遠州七窯や不昧十窯にも上げられています。また、粘度に鉄分をふくむ事から、焼成すると独特の赤い斑点が現れるといった特徴も持ち合わせています。朝日焼の特徴としては、燔師や鹿背、紅鹿背など、様々な呼び名があるようです。朝日豊斎の作品は茶道具買取においても価値は上がっていくでしょう。今後も注目すべき陶工です。