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「小野末」
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小野末
小野末の画家としてのキャリアが始まったのは1938年の一水会展で初入選を果たしてからです。その後も、同展で出品、そして入選を続けており1946年にはその一水会会員に推挙されています。さらに1955年には、世界水準の作品を生み出す為、ヨーロッパに留学、エジプトにギリシャ、メキシコなどにも訪問しています。風景画や様々な寺院などの歴史建造物を描いていた小野末ですが、中には珍しい作品も残しています。人形をモチーフに描かれている作品です。微妙な明暗の中にどことなく、厳しくも優しい顔をした男性の人形が描かれています。とはいえ、小野末のもつ独特の重厚さは失われておらず、まして風景で無い分、メインである人形には細部まで細かく妥協を許さない制作意欲が伺えます。敢えて、彼の代表作を見た後に見ることにより、この作品の持つ魅力が発見出来るかもしれません。このように、時にユニークな作品を残す小野末ですが、1982年に「砂漠の歌」で芸術選奨文部大臣賞という画家としては最高の栄誉といっても過言ではない章を受けています。日本の洋画界のトップであり続けた小野末は、美術界で永遠に語り継がれる存在になるでしょう。
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