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「岡田謙三」
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岡田謙三
1950年には、妻の「岡田きみ」とともに渡米。48歳でアメリカに渡ったのは、それまでの自分の絵画の道に限界を感じ、新しい道を探るためです。翌年にはニューヨークに自宅を構え、自らの絵画を模索する日々に入ります。ニューヨークでは、現代美術の最先端である抽象表現を研究し、さらに、東洋人であることから東洋美術の特色を引き出し、その2つを結び合わせ、岡田はその接点を追求しました。1953年、植物的形態の線的な抽象画が主に出展されていた、ベティ・パーソンズ画廊での個展が好評を博します。以後、手の込んだマティエールと、緑や黄色など「柔らかい中間色」を使った奥ゆかしく優しい色彩感覚による、上品で優雅な抽象作品を発表していきます。それらは、渡米の時に彼が口にしていた「幽玄主義」そのものでした。そして、そこには、モダンで東洋的な抽象表現の一つの達成をみることができるのです。岡田は、1982年、自由ヶ丘の自宅にて、80年の永きに渡る生涯を閉じました。
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