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工芸品買取 大西忠夫

大西忠夫

 善通寺市に生まれ育ち、故郷の自然を愛し続けた漆芸家といえば大西忠夫ではないでしょうか。生涯を通じて自らの故郷での創作活動を続け、数々の名品を生み出し続けた事は、日本の芸術界にとっても大きな功績となりました。
 1936年に、香川県立工芸学校卒業した後には、既に芸術の世界に心が惹かれており、堆朱楊成に師事をします。絵画の基礎などを深く学ぶことで、自らの芸術感を研鑽していきます。そして、1955年に日展の特選を獲得します。この特選をキッカケに数々の賞の受賞、そして美しい作品の展覧会などを重ねることとなります。第一回の個展は三越高松店で開催され、地元ながらも大きな評判を獲得します。その後には、日展の審査員に推挙され、以後3回を担当しています。さらに、日展の会員になり、日本現代工芸美術展審査員を歴任し、第9回四国文化賞受賞を受賞するにいたりました。また、世界的にも人気が高かった事もあり、日本現代工芸美術家協会メキシコ巡回展に、アメリカ巡回展出品なども積極的に行うなど精力的な活動を続けて行きます。徐々に高い名声を上げていった大西忠夫は、遂に第三回目の個展を自宅で開催することになります。その年には、現代工芸美術家協会評議員としても活躍もしています。「野」 飾壷と言う作品を作り上げ展示したのは、高島屋の大阪店での第4回の個展。ここでは、何とこの作品が外務省買い上げとなる快挙を成し遂げます。名声と実力を高めていったことで、後には、宮内庁買上となる 「紅梅」 盛器に、「唐辛子」 飾盆などを制作。第3回の日本新工芸展においては、内閣総理大臣賞を受賞するなど日本の芸術界での高い功績を評価されることとなります。そして、故郷では善通寺市民体育館にて、壁面装飾 「頌古里」を制作することとなり、結果的に勲四等瑞宝章を受賞するになります。数々の功績を挙げた素晴らしい漆芸家、大西忠夫。彼の存在こそ、語り継がれるのです。