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工芸品買取 尾長保

尾長保

 昭和7年に生まれ、数々の素晴らしい作品を生み出し続けた作家、尾長保。作品として「銀鱗」があるのですが、その美しく幻想的な雰囲気が多くの人々を惹き付けます。
 さて、そんな尾長保なのですが、数多くの芸術作品を生み出す多彩な人物として知られています。氷見にアトリエを構えている事もあり、地場の魚をモチーフにした作品を多く出し続けているのも特徴的ではないでしょうか。そういった芸術活動は多くの人々に感銘を与えることとなり、結果的に日展を主体に活躍の場を広げて行くこととなっています。菊花賞など名誉ある賞にもいくつも受賞し、結果的に大臣賞までも手に入れることになります。因に、尾長保の本業は蒔絵作家としての顔があります。この蒔絵は陶芸家としての技のひとつではありますが、とにかく非常に大切なのは画力とも言われています。その画力が必要となっている事により、美術工芸塾での教訓が活かされています。写生を中心に活動を続け、そして、その描写力と想像力の高さより大きなものを手に入れていく…と、いう道に進んでいったのです。蒔絵のプロでありながらも、独特なのが絵画作品が数多くあるということ。これには、まさに数多くの陶芸家の中でも異才を放つ理由のひとつになっているかもしれません。白日夢という作品は、一匹のエイを描いたもので、高蒔絵の手法が用いられて作られています。スズの板金を埋めてエイを浮かばすという、まさに独特な手法を用いているものであり、日展で大きな評価を獲得するのです。さて、尾長保の蒔絵箱などに度々モチーフとなっているのが魚ですが、上絵研出「鯛」 も見事な鯛が蒔絵によって描かれています。美しい光沢だけでなく、とにかくその描写力が素晴らしさをもり立てます。光沢を利用した気品あるこの美しいデザインは、どこにも無い、新たな魅力を放ちます。これからも、尾長保の作品は大きな評価を得て行くでしょう。それでこそ、天才という名に相応しい価値なのです。