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「楽焼[七代]_長入」
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楽焼[七代]_長入
一言でいえば、その作風は「洗練」。厚手の作が多いのですが、箆をたくみに使って胴に軽さを描き出しているためか、全体の印象が重くなく、ゆったりとしており風雅を感じさせます。難しく茶の深奥に迫ろうとするよりは、より感覚的に茶の湯を感じようとする意識があって人口に膾炙する分かりやすさがあると言えるかもしれません。茶碗だけでなく、香合、花入なども多く手がけたのはそのためと言われています。細かな特長として色入りの仕事に長けていたことが挙げられます。赤楽茶碗では、釉の使い方に工夫があり、何種類もの赤を表現することができました。黒楽は強い光沢があるのが特徴的です。三彩の技法にも長けていたため、緑など鮮やかな色合いの作品も残されています。また、歴代の中でもっとも彫刻的才能があったとも評されています。「日蓮像」や、象をかたどった「緑釉象香合」などがその生き生きとした姿でよく知られています。
また、茶の湯に残した足跡に「島台茶碗」を初めて作ったことがあります。島台茶碗は、楽では珍しい井戸形で大小2つを重ねたものです。千家では初釜などの慶事でこれを使うのを慣わしとしています。織部焼、交趾焼の写しを多く作り、写しの妙手としても知られていますが、有名な作に表千家の如心斎好みの「玉之絵茶碗」や「竹之絵黒楽茶碗」などがあります。金泥で絵を描いたもので、そこだけ釉薬をはずすという、釉薬を筆でつける楽焼ならではの技法で作られています。長次郎150回忌の折に作った赤楽茶碗150個も有名です。
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