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「楽焼[八代]_得入」
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楽焼[八代]_得入
若くしてこの世を去ったため、残された作品は多くはなく、非常に希少価値が高いとされています。しかも、残された作品のほとんどが25歳の代継ぎの前までに作られたものです。幼いころから病身であったためか、若いながらも作品の完成度は高く、老成した円熟さを持っていると言われます。死を内包しながら作陶したがゆえの円熟であったのかもしれません。その一方で、作品によっては屈託のない若々しさが備わったものもあり、ある赤楽茶碗にいたっては「可愛らしい」と評されるほどです。先代長入から、幼いながらもよく学んでいたようで、箆使いに長入に似た温和さがにじみ出ています。非常に素直かつ奇を衒わない箆使いで、手に取ったときに若々しさを感じるという評価も見受けられます。
また、高台の中に兜巾渦巻があるのも得入の特徴とされています。父長入が、茶溜りを渦巻にすることを好んだことと関係があるのかもしれません。得入の作品には、このように先代長入の影響が多く見られますが、同様に初代長次郎への敬慕の念も強く、長次郎の写しを作ることもあったようです。残された作品の多くは赤楽ですが、黒楽も若干伝世しており、そのうち玉(宝玉)を金で描いたものを「得玉」と呼び、縁起物として尊ばれています。作品が少ないためか、後代になって写しが多く作られているのも得入の特徴かもしれません。
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