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古書 瑞巌宗碩
大正と昭和を代表する書画家、瑞巌宗碩。もともと彼は大徳寺の住職で臨済宗に対してインスピレーションを受けた作風が特徴的です。彼の描く書画は文字なのにその一文字一文字が絵画のように表現豊かで味わい深くとても温かみがあって彼のユニークさがあふれ出てるエピソードです。 瑞巌宗碩は東京帝国大学在学中、釈宗活に参加し、大正3年に宗活の印記を受けて朝鮮に渡り、京城妙心寺別院を創立し住職となり、昭和4年には円成寺住職となり、昭和6年には妙心寺山内東海庵住職となり、昭和9年には臨済宗大学学長に就任し、昭和21年には妙心寺六百十五世管長を歴任というように様々な経歴を残しながらと同時に様々な作品を世に出していった偉大な書画家なのです。 書画家として創作をされてきた作品の中で「無事」という作品があります。この作品に込められているものは臨済録と言って「上堂、示衆、勘弁、行録」からなり、臨済宗の宗祖の言行を記したものでその中に、「求心歇(や)む処即ち無事」とあります。求心とは、様々な執着であり、様々な欲望という意味で、その一切の救心にとらわれず、あるがままの人間本来の姿に徹すること、そういう意味が「無事」には込められています。 彼は釈宗活を始め、宗活の印記を受けて朝鮮に渡り色々な修業を積んで様々な寺の住職になり臨済宗大学の学長とまさに臨済宗について様々なことに取り組みその知識を吸収し作品では独特なユニークさも残しつつでもその作品に詰め込まれているものはもっと臨済宗の事を他の方たちにももっと知ってほしいと思って作品に込めて精力的に活動をした書画家なのです。 これらの作品は先程言った「無事」という作品もそうですが、その他に「関 南北東西活路通」「閑座聴松風」「檻前山深水寒」など他にもたくさんの書画がありますがこれらの作品のモチーフはすべて臨済宗での教えを元に一文字一文字描いています。 ただ何が理由で臨済宗の教えを書画にしたかったのかは定かではありませんが彼にとっては臨済宗の教えというのは人生において切っても切れない糸で結ばれているんだと思います。骨董買取・瑞巌宗碩の古書を買取いたします。