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茶道具買取 楽茶碗

楽茶碗

 茶碗と言えば、多くの人々に知られるのが、楽茶碗ではないでしょうか。数々の茶碗の基礎とも言われているこの楽茶碗。現代の茶の湯の歴史において、切っても切れない非常に大切な技術と言われています。さて、そんな楽茶碗なのですが、一体いつ生まれ、伝わってきたのでしょうか。

楽家初代長次郎によって発明された楽茶碗

 ここでは、楽茶碗の歴史などを追っていきましょう。楽茶碗が生まれた時期は桃山時代にまで遡ります。楽家初代長次郎によって発明された楽茶碗は、中国明時代の三彩陶がルーツと言われています。京都では華やかな陶器が当時非常に多く、とてもきらびやかだったのですが、数ある陶工の中でも特に高い技術力を持っていたのが、この長次郎だったと言われています。日本における楽焼の技術は、中国河南地方の明時代三彩釉がルーツということが近年はっきり分かっているようで、桃山時代に中国明時代の三彩釉を模した作品が数多く焼かれていたようです。実は、長次郎窯も、その窯のひとつであり、ここから楽茶碗作りに派生していったのではないかと見られています。とはいえ、華やかな印象の中国の焼物とは異なり、長次郎の作品は地味さに溢れた、侘び寂びに満ちたものでした。その要因として、やはり千利休の影響が挙げられるのではないでしょうか。楽焼は今までの陶磁器の技術とは全く違ったアプローチで作られており、“聚落焼茶碗”などとも呼ばれていたと言われています。

現在でも様々な陶工が個性溢れる作品を多く発表している

 そもそも、長次郎の父親が、中国渡来の陶工であったことからも、独自の技術を持っていたという見方もあります。侘び寂びを感じさせながらも、華やかな一面も持った長次郎の作品。楽茶碗もその流れを受けて、現在でも様々な陶工が個性溢れる作品を多く発表しています。茶の湯、茶道具買取でもこれから楽茶碗は、常に話題にあがるでしょう。