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茶道具買取 樂吉左衛門 [十二代] 弘入
かの本阿弥光悦とも深く付き合い、家十職の一家として現在でも歴史を刻み続ける名茶碗師の家督、樂吉左衛門。初代、長次郎が築き上げた京都の伝統ある茶道具の世界は、代々優秀な当主達によって守り、そして発展させ続けられて来ています。さて、そんな樂吉左衛門なのですが、不遇な時代を乗り越えながらも努力を続けた11代目の後に襲名した、12代樂吉左衛門・弘入も高く評価されています。
時代の境目に、苦しい状況もありましたが、共にこの名を守る為に尽力した事でも評価が高く、今後も茶道具の世界では名が上がって行くと見られる人物です。さて、そんな12代樂吉左衛門・弘入なのですが、生まれは1857年です。11代の長男として京都に生まれており、本名は小三郎という名でした。翫土軒・雪馬・弘入と、号を数々変化させていった事でも知られています。
自由奔放であり、規則などに縛られない造形力の豊かさ
12代樂吉左衛門・弘入が、12代目を襲名したのが、1871年の頃です。11代の残した功績を引き継ぐかたちで襲名しましたが、幼少の頃より磨き上げた技術力により、すぐさま第一線で活躍を始めています。12代樂吉左衛門・弘入の功績のひとつと言われているのが、長次郎三百回忌に赤樂茶碗を300碗制作した事と言われています。 代々、この赤樂茶碗は制作する当主が多いのですが、300碗制作というのは膨大な数であり、今でも素晴らしい技術力と忍耐力であると評されています。また、この時の器には表千家11代碌々斎宗左による筆が入れられており、非常の貴重な椀として今でも語り継がれています。 1919年には、自らも隠居を決め、13代目にその名を譲ります。11代目であった慶入と共に、伝統文化衰退という難しい時代を乗り越えた人物でもあり、現在の樂吉左衛門があるのは、この弘入の努力も大きいと言われています。 自由奔放であり、規則などに縛られない造形力の豊かさで人気を博しました。茶道具買取におきましても、12代樂吉左衛門・弘入は人気となっています。八光堂では茶道具を高価買取中です。