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「茶道具買取 音丸耕堂」
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茶道具買取 音丸耕堂

音丸耕堂

 香川漆芸を極め、茶道具の世界に革命をもたらしたと言われている彫漆家が音丸耕堂です。彫漆という非常に熟練された技を持ち合わせている人物にしか生み出すことができない、そんな技を駆使し、まさに芸術という作品を数多く手掛けた天才と言われています。大正から昭和にかけて活躍をした作家ですが、現代にもその技術力は認められており、讃岐漆芸を極めんとする多くの漆芸家達の目標とされています。
 石井磬堂に讃岐彫を学び研鑽を積んだ後に、漆工玉楮象谷に師事をしており、彫漆を学ぶ事となります。その鍛錬の日々は生易しいものではなく、幾多の苦難があったと言われています。しかし、その苦難を乗り越えていった音丸耕堂は、その後に多くの名誉ある賞へと入選を果たします。新文展では「漆月之花手筥」が特選となり、名実共に大家として讃岐彫の名工として知られるようになったのです。人間国宝にも選ばれており、この技術は現在でも引き継がれています。
 彫漆とは非常に洗練された技術でもあり、かなりの修練を必要とする作業です。素地の表面に漆を塗り重ね、その層に刀で文様を浮き彫り状に表現していくものですが、音丸耕堂が手掛けるものは、全てにおいて型破り。全くの新境地を開拓したとしても有名です。そして、この作業で非常に根気と手間がかかる作業が、塗りの作業だと言われています。漆を何十回、何百回と塗り重ねていく工程であり、普通の職人であれば音を上げてしまいます。音丸耕堂の独特の世界は毎日のように描かれていた、スケッチの賜物であるとも言われています。スケッチ無しで下絵は書かないという徹底ぶりが、名作を生み出しつづけた理由でしょう。これからも、音丸耕堂は茶道具買取では人気の作家となっていくのではないでしょうか。