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「表千家 十四代 宗左 而妙斎」
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表千家 十四代 宗左 而妙斎
表千家当代の而妙斎は、昭和55年に代を継ぎました。成長した同門会、財団法人化した表千家をよく守り、現代に即した茶の湯のあり方を模索しながら普及に努めています。著作はそれほど多くはありませんが、当代の書いたエッセイ『茶の湯随想』は、茶の湯のありようを分かりやすく説く初心者用の書物として読まれるだけでなく、茶の湯を志す者すべてに幅広く読まれ、支持されています。文章や内容の質の高さ以上に、当代の人柄の良さを表していると言えるでしょう。
而妙斎の好み物でもっとも評価が高いのが立礼卓です。明治初期にはすでに立礼式が始まりましたが、そのあり方は現代になってもなお研究と研鑽が積み重ねられています。その中で、而妙斎の立礼卓は今までにない扇形で際立った美しさと使いやすさを兼ね備えており、名品の呼び声も高く、多くの写しが作られています。 また、而妙斎は襲名後から松をモチーフにした作品を好むことでも知られています。松そのものを使うことがほとんどですが、海の松である「みるがい」を使うこともあります。その松の色合いには今までには見られなかった緑や赤が、鮮やかさと侘び、絶妙に描かれています。それは古さと新しさのバランスと言い換えてもよいかもしれません。そうした新しさの追求とともに表千家らしい古流を守り伝える姿勢はしっかりと底流にあり、全体の基調を織り成しています。
新しさの追求とともに古流を守り伝える
而妙斎が取り仕切った大きな席に平成2年(1990年)の「利休400年忌」があります。裏千家、武者小路千家と合わせた三千家合同での茶会であり、京都国立博物館では利休休展が開催されるなど、茶の世界に留まらない社会的にも非常に大きな催しでした。この席を立派に勤めた而妙斎は、その後も展示会や展覧会など、社会にコミットする仕事に積極的にかかわっています。かつてないほど社会が変化し、茶の湯のあり方が問われているためかもしれません。而妙斎の好み物でもっとも評価が高いのが立礼卓です。明治初期にはすでに立礼式が始まりましたが、そのあり方は現代になってもなお研究と研鑽が積み重ねられています。その中で、而妙斎の立礼卓は今までにない扇形で際立った美しさと使いやすさを兼ね備えており、名品の呼び声も高く、多くの写しが作られています。 また、而妙斎は襲名後から松をモチーフにした作品を好むことでも知られています。松そのものを使うことがほとんどですが、海の松である「みるがい」を使うこともあります。その松の色合いには今までには見られなかった緑や赤が、鮮やかさと侘び、絶妙に描かれています。それは古さと新しさのバランスと言い換えてもよいかもしれません。そうした新しさの追求とともに表千家らしい古流を守り伝える姿勢はしっかりと底流にあり、全体の基調を織り成しています。