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「骨董買取 堆朱」
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骨董買取 堆朱

堆朱 彫漆の一種である堆朱。油などを混ぜ漆を何重にもぬり重ねることで厚い層を作り、そこに様々な文様を彫刻していくものです。普通の漆の場合は非常に硬いので結果的に彫刻をすることは困難です。しかし、油を混ぜて何重にも重ね塗りを施すことにより、柔らかくなり加工がしやすくなることが特徴でもあります。 素材としては、檜材などが使われます。素地には失漆を100回以上という数ぬり重ねていきます。そうすることにより、独特の厚みと表面感を持つ作品が出来ています。結果的に、その厚くぬられた表面に刀で図柄や模様を浮き彫りにさせていくのです。中国の彫漆が有名ですが、明代には盛行を極める作品がまだ多く残っていると言われています。 日本における堆朱の歴史は、鎌倉時代以降に盛んに作られたと言われていますが、製作されていたのは室町中期の頃となります。江戸時代になると、江戸詰めの藩士などが名工に彫刻を習い始め、数々の藩元で堆朱が作られるようになります。 堆朱の中でも漆技法とさらに木彫りを合わせた木彫堆朱が出来ていった、というように伝えられています。さて、そんな堆朱なのですが、どのような工程をへて完成へ近づいていくのでしょうか。まず、現在伝統を守り続ける堆朱の職人達の背策過程は江戸時代からの変化は殆ど無いといいます。 まずは、カタチを作って行くための木地という作業です。その過程を経たら次は、図案書きです。下地を描いて行きます。さらに、その作業が終了すると次は木彫りに入ります。ここでは、彫刻刀などがつかれています。次にはとくさがけという、彫刻した角をなめらかにしていく作業が行われます。 下摺り込みが終わると、無地部分に漆にとの粉を混ぜる錆び付けの作業が行われます。そして、サビ研ぎ、中塗り、中塗り研ぎ、上塗り、艶消し、毛彫、上摺り込みを経て完成します。工程を多くは、どこも気を抜けない職人技が必要とされます。堆朱は、現在も日本が誇る素晴らしい技術のひとつなのです。 是非骨董買取に堆朱の物をお持ちください。