ピカソと陶器
ピカソと陶器
横浜美術館にいってまいりました。少し前のことですが。
村上隆のコレクション展開催中とのことで、会場に入ると目の前に広がる現代アート。
奈良美智と親交があるようで、彼の作品も多かったように感じます。
6月5日までは、ピカソやらウォーホルなどの版画展もやってたんですね。そちらは見逃してしまいました、、、
さて、本日はピカソについて
ピカソと言えば、違う角度から捉えた立体的な対象物を平面的に描くキュビズムの巨匠。
今回は絵画ではなく、ピカソの陶器についてご紹介いたします。
ヴァロリスは、南フランス、プロヴァンス地方に位置するコミューンで、こじまんりとした港町でもあります。かつてこの街でパブロ・ピカソは過ごしていました。
このヴァロリスは陶器が有名で、マドゥーラという工房で陶器の魅力に取りつかれたピカソは動物などを対象物として次々と作品をつくりあげていくのです。
自分の想像以上のものができる楽しさ。
絵画とは違ったものを陶器に見出していたピカソ。
絵画は自分の思い通りに描けるけど、陶器は違う。火を通すことで、自分の思ったものとは違うモノができあがるから。
ピカソの陶器は、花瓶、水差、皿にピッチャーなど1973年91歳になくなるまでに3000点程の陶器作品を制作しています。
そういえば箱根にある彫刻の森美術館にはピカソ館がありますが、あちらはピカソの作品が300点余り公開しています。私の記憶ですと1階は油彩、版画が展示されていて、2階にあがるとピカソの陶器が入口からずらっと並べられていたと思います。神話にでてくる山羊をモチーフにしたお皿やフィギュアを一番覚えています。作品を見終わる頃にはピカソファンになっていました。
先日買取をしましたピカソの花瓶。
フクロウのモチーフです。ピカソの陶器は造形がいいですよね。形は独特だけれど、しっかりと対象物をとらえていて。ピカソという天才の頭の中をのぞいてみたいものです。
さいごに
世界中にファンがいるピカソ作品。私達八光堂は、ピカソ作品の数多くの買取実績がございます。現在の需要と相場や在庫状況によって多少お値段は前後致しますが、精一杯お客様にご協力できるように、日々勉強を惜しみません。査定や買取のご依頼は是非八光堂をご利用下さいませ。皆様のご利用心よりお待ち申し上げております。