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仏画の魅力
心を休ませ和ませたい時に訪れたくなる寺院。けれど忙しく叶わないという方も多いですね。そんな方々の支持を得て密かなブームとなっているのが「仏画」です。仏画を日常に取り入れると、温かいパワーを感じられて不思議と癒されるといいます。それは、古くから仏教が日本人に根付いているからでしょう。今回は、現代と同じく仏画が人々の拠りどころとされた平安、鎌倉時代の仏画をご紹介したいと思います。
空海と曼荼羅
仏と聞いて思い浮かぶのは、どのようなイメージでしょうか。東大寺の盧舎那仏像や高徳院の阿弥陀如来像など、寺院に安置されている彫刻を思い浮かべるかたも多いのではないでしょうか。同じく、平安時代に入るまでは仏の姿は彫刻で表されることが主流でした。そんな仏教美術文化に新しい風を吹き込んだのが、「弘法大師」の名で知られる空海です。
空海は中国から真言密教と共に、経典や仏像、そして多くの仏画をもたらしました。密教の目的には人々の不安を解消し安心を得ること、幸せを得ること、という願いがあり人々に受け入れられました。
密教では、儀式の中で曼荼羅(まんだら)という図を用います。仏像ではなく図を用いるのは、曼荼羅が彫刻で表現できない悟りの境地や世界観を表しているからです。曼荼羅図に助けを得て、仏の姿をイメージできるよう修練していたのです。
曼荼羅には複数の仏が法則性を持って描かれています。修練を重ねると、その意味が分かるといわれています。
地獄に射す光
鎌倉時代といえば、武士によって幕府がおかれた時代ですが、政権のトップは次々と変わり、乱も起こる不安定な世の中。平和を願う人や、浄土へゆくことを願う人が多くいました。
そのような時代背景から、仏教に関連した絵画が流行しました。当時描かれた仏画の特徴には、抽象的ではなく現実的でわかりやすい描きかたをされている点が挙げられます。
鎌倉時代の仏画には「地獄」に見立てた動乱の世と、仏が存在する浄土が同じ一枚の絵に描かれたものがあります。見る人は仏画に励まされ、懸命に日々を生き抜いていたのではないでしょうか。その心は現代の人々に通じるところがありますね。
仏を描くということ
では、仏画を製作していたのはどのような人達だったのでしょうか。
仏画を専門に描く人を絵仏師といいます。完成品が信仰の対象となる仏画製作に関わることは、神聖な行為といえます。ですから、絵仏師は修行中の僧の中から選ばれる専門職でした。仏教とはなにか、仏が何故尊いのかを理解していなければとても描けないのですね。
仏画が描かれた背景には、仏教の目的である「苦しみから逃れ解放されるように」という願いが込められています。曼荼羅に描かれる柔和な表情の如来も、地獄の悲惨さを描く絵にも、全て仏が持つ慈悲の心、優しさと厳しさが表れています。だからこそ、仏画を見ると癒され、浄化されるように感じるのではないでしょうか。
さいごに
仏画は、他にも多様な種類があり、描かれている内容によって求める人も変わってきます。
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