芸能人画家~華麗なる転身とその経歴~
矢代亜紀 ~歌手、そして画家~
まずご紹介するのは、矢代亜紀さんです。
矢代さんは1950年、熊本県で生まれました。
中学卒業後に父親の反対を押し切り、東京へ上京。女心を歌った歌で次々とヒット曲を出し、女性演歌歌手として不動の地位を築き、“演歌の女王”と称されました。
そんな矢代さんが絵画と出会ったのは子供の頃。
歌が上手なお子さんでしたが、絵を描くことも好きで、暇があっては画用紙に絵を描いていたそうです。
また歌手になってからも絵を描くことを辞めず、スケジュールに支障をきたすこともあったそうで、当時のマネージャーからはたびたび注意されたほど、との話も伝わっています。
画風としては「子供の時の心を忘れない」ということで、おもちゃを必ず描いているようにしているところでしょうか。
おもちゃ以外にも、子猫、紙風船、麦わら帽子など、子供の頃の記憶に色濃く残っている物を題材にしています。
片岡鶴太郎 ~俳優・お笑いタレントから画家・陶芸家・書道家へ~
続いてご紹介するのは、片岡鶴太郎さんです。
片岡さんは1954年、東京で生まれました。
小さいころから父親と演芸場や寄席に行っていた関係で、物心ついた時から芸人を志していました。
高校を卒業してからは劇団へ入団し、徐々にテレビなどで活躍。「オレたちひょうきん族」で披露したものまねが脚光をあび、全国区的な人気者となりました。
その後はドラマ・映画などで俳優としても活躍し、今や知らないものはいないほどのマルチタレントとしてその地位を盤石なものとしています。
そんな片岡さんが芸術家としても歩むきっかけになったのが、1989年に棟方志功を演じたことでした。
その前からタモリの影響で挿絵を描いていたのですが、棟方志功を演じたことをきっかけに水墨画や陶芸、書道など芸術へと傾倒していきました。
その特異なセンスは、かの有名な岡本太郎も認めるところとなり、全国で個展を開催するまでとなり、数々の芸術賞を受賞しました。
また、群馬県草津町と福島県福島市に美術館があり、今後も活躍が楽しみです。
さいごに
「天は二物を与えず」という言葉がありますが、今回ご紹介した方は二才も三才もある方で正直うらやましいです。
皆様も、実は隠れた才能があるかもしれません。
このブログを読んだのをきっかけに、何か初めてみてはいかがでしょうか?