マイセンのご売却は八光堂をご利用ください!
「マイセン 『漁師のほら話』」について
今回は現代マイセンの王様 ハインツ・ヴェルナーの逸品「猟師のほら話」についてです。
マイセンとは・・・
皆様ご存知のマイセンとはドイツの陶磁器ブランドで、その名を知らない人はほとんどいないかと思います。白磁の開発からマイセンの歴史は始まり、フィギュアや食器の分野において確固たる地位を築いています。現代においても、陶磁器ブランドではナンバーワンの人気を誇るのではないでしょうか。日本にも多数コレクターが存在し、私達、買取を行っている会社では、マイセンについての問い合わせはつきません。
現代マイセンの5人の職人について
そこで、歴史あるマイセンにおいて、現代マイセンを背負っている5人の職人を紹介いたします。マイセンに携わる職人は大きく2つの分野に分かれます。ひとつは造形家、もうひとつは絵付師です。現代マイセンの5人とは1960年、歴史を重ねてきたマイセンが新たなマイセンを造るべく動いた5人なのです。
・造形家ルートヴィッヒ・ツェプナー(造形家)
マイセンのグローサーアウスシュニットという代表的な形をつくった作家。こちらの形にブルーオーキッドや、アラビアンナイトなどの人気作品の絵付けが入っていることでも有名です。
・ペーター・シュトラング(造形家)
文学作品をテーマにした作品を好んで作ったそうです。道化のシリーズも人気が高く、ピエロのおどけた表情が豊かで種類も豊富、伝統的なフィギュアとは違ったポップさが人気の理由かもしれません。
・ハインツ・ヴェルナー(絵付師)
こちらが本日の主役。絵付け師としてマイセンに勤め、現在はマイセンの最高顧問となっています。1928年にマイセン近郊の町で生まれ、15歳という若さでマイセンの養成学校に入ります。その後、次々と絵付け師としての才能を発揮し、現代マイセンの代表作「アラビアンナイト」を完成させます。彼の作る作品は、メルヘンの世界を大事にしており、人物もそうですが、作品全体の構成自体がかわいらしく、所々金彩が入ることにより、作品の特別感を演出しているようにも思えます。
・ルディ・シュトレ(絵付師)
ヴェルナーとの共同作・プラチナコバルトの作品が代表作です。希少作品ですので日本ではそこまで出回っていないようです。夜空一面の正座をコバルトブルーとプラチナ彩で表した特別な一品です。1991年になくなっていまして、あまり作品数を多く残していない為、シュトレの作品は目にする機会が少ないように感じます。
・フォルクマール・ブレッチュナイダー(絵付師)
「ユニカート」作品を多く残している作家です。「ユニカート」というのはシリーズ化されて作られるものではなく、オリジナルの一点ものの作品のことを言うそうです。彼は鳥や果物の絵付けを得意とし、ハインツ・ヴェルナーとは違う色彩感覚で描かれていく「花のブーケ」で高い評価を得ていたそうです。
上の写真「猟師のほら話」はハインツ・ヴェルナーのシリーズ作品のひとつとなります。
数ある彼の作品の中でも人気が高く、そして希少な作品となり、描かれているのは猟師と猟師の空想?が物語として描かれています。森の緑と猟師や動物がボルドーで描かれ、その組み合わせはさすがヴェルナーといった感じがします。
さいごに
私たち八光堂は、買取を行うだけでなく、勉強会を開き、実際に商品を手にとって真贋力を高めています。あらゆるジャンルに対応できる鑑定士ばかりですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。お客様のご利用心よりおまち申し上げております。