現代アートは“分からない”!?
現代アートについて
皆様こんにちは。
八光堂博多本店鑑定士・松尾です。
寒い日が続きますね。
福岡の冬は意外と?厳しく、玄界灘の潮風が非常に冷たいのです。
冬はヒートテックが手放せない私でございます。ヒートテックが発売されて10年くらいでしょうか。いったいそれまではどうやって寒さを凌いでいたのか不思議でなりません・・・現代の技術に感謝です。
現代といえば、美術業界の中ではやはり現代アートです!
美術品のトレンドは日々変化していて、中国美術と現代アートが今のトレンドの二大巨頭です。ありえないくらいに価格が高騰している分野で、まさに夢のある分野でもあります。
今回はそもそも“現代アートってなんなの?”という点と、代表的な作家についてご紹介したいと思います。
現代アートを定義することは非常に難しいと思います。というのも、基本的なルールや技法が存在していない自由なアートだからです。あえて言うのであれば、古典的な油彩、水彩、日本画以外のものといったところでしょうか。
現代アートを見るときに、よくお聞きする言葉が「わからない」です。
たとえば真っ白なキャンバスに線が数本だけ書いてあるもの、全体を黒く塗りつぶしてあるもの、そもそもキャンバスに何も施してないのでは?といったもの。
様々ありますが、たしかに明確に伝えたいことを見つけることが難しいものです。
アートはよく言語に例えられます。そこには言語と同じようにルールがあり、学べば学ぶほど、理解が深まります。
しかし現代アートは言語とは違う気がします。どちらかというと自由に奏でられる音楽のようなものでしょうか。だから、ルールを探そうとしたり、カテゴライズしようとすると「わからない」になってしまうのかもしれません。
ですので、自分の耳やリズムに合う音楽をお聞きになるように、難しく捉えずに本能から「良い!」と思えるものだけを直感で楽しむことができればいいのではないでしょうか。
・・・と、私は思うのです。
さいごに
さて、最後にここで現代アートの代表的な作家さんをご紹介します。
日本人作家なら、村上隆、奈良美智、草間彌生が有名でしょうか。どこかで必ずご覧になっている絵だと思います。このクラスの作家さんになると数千万円になることもざらにあります。
海外作家なら、リー・ウーハン(李禹煥)、アンディ・ウォーホルはよく出てきます。ここまでくると市場が海外まで広がるので、億の価値が付く作品もあり得ます。
現代アート作品は理解しがたいと評価される一方、見た目がポップな作品が多く、現代のお部屋に飾るにはしっくりくる作品も少なくありません。
昔購入された方は、今の買取金額より安く買われていると思いますので、もしご売却をお考えでしたら、ぜひ八光堂をご用命ください!