麻雀牌~芸術的玩具~
麻雀牌について
麻雀。
その存在自体はほとんどの方がご存知だと思います。4人で行うゲームですが、最近ではゲームやオンラインなどでも普及し、少し複雑ですがルールさえ覚えてしまえば気軽に楽しめるものとなっています。
高齢者の認知症予防などにも効果があると言われていますし、楽しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。
本日は、そんな麻雀をするうえで絶対欠かすことのできない道具「麻雀牌」についてお話ししてまいります。
そもそも麻雀とは?
ご存知の方も多いかと思いますが、麻雀は中国発祥のゲームです。
ただ、意外に思われるかもしれませんが、実は歴史はそれほど古くないんです。
起源には諸説ありますが、最も有力とされているのは、150年ほど前に2つのゲームを組み合わせて作ったものが「麻雀」だとされています。
当時は麻布を敷いて行い、牌を混ぜるときの音が雀の鳴き声に似ていたことから「麻雀」と呼ばれるようになったのが語源だそうです。
実はルールについては国や地域により違っており、様々で複雑です。一般的な日本のルールだと34種136枚の牌を使い、4人のプレイヤーがそれぞれ14枚の牌を決められた「役」と呼ばれる形にしていきます。相手の手や先を読みながら心理戦を楽しむゲームとも言えるでしょう。
麻雀牌の種類
麻雀牌に使われる素材にはいくつかあります。
練り物、骨、象牙などが一般的です。中でも最高級なのが象牙の麻雀牌です。
昭和の時代には各地の雀荘や自宅などでも卓を囲み、4人でジャラジャラ牌を混ぜていましたが、最近では雀荘においてはほとんどが全自動麻雀卓に変わっています。
それに伴いさらに練り物が使われることが多くなり、本象牙の麻雀牌を使う雀荘はほとんど無いでしょう。
しかし、質感や手へのなじみ方など、やはり本象牙は違います。そのため物によっては需要が少なくなった現在でも、高値で取引されることも多いです。
また、良質な麻雀牌は彫刻や色付けにおいても丁寧な仕事がされており、まさに芸術品ともいえるような一品もあります。
さいごに
この麻雀牌のように、身近なものでも骨董として扱われている品もまだまだあります。
みなさまのご自宅にも使わなくなった麻雀牌がありましたら、是非一度拝見させていただければと思います。
もし売却をお考えの場合は、ぜひ八光堂までお問い合わせください。