骨董品と縁起物
骨董品と縁起物について
皆さんこんにちは。
つい先日縁日に行ってきました。屋台がずらりと沿道に並んでいて、どれを食べようか迷いました・・・笑
新年の初詣や、大阪名物のお祭り「えべっさん」と、普段から神社に行く機会の多かった倉本です。
日ごろの行いも良いですし、ご利益にも期待が高まりますね!笑
ゲンを担ぐ語呂合わせ
そういった祭事の際、良く見かける達磨とか熊手、七福神も日本のお祭りには欠かせない存在だと思います。
なぜそういったものが祭りの会場で売られるのか。
ずばりそれはご利益のためですよね。
特に商売繁盛を祈願する熊手は、商売人なら少しでもあやかりたいと思うのではないでしょうか。こういったゲン担ぎは古くから世界のいたるところで見られます。また、人々の生活に根付いたデザインとして、古美術品の作品の中でもよく見られます。
長寿の象徴としての鶴や亀はもちろんですが、「無事帰る」でカエルであったり、「他を抜く」で狸なども置物やデザインとして見かけますね。
調べてみると語呂合わせで決まったような、駄洒落のようなものも多くて驚きます。
中国の縁起物
縁起物を大切にするのは何も日本だけの文化ではありません。古来より中国には風水という文化があり、それと合わせて龍や麒麟などといった架空の生物を神聖なものとし、大切にしてきました。
これらの生物が現れるのは吉兆の前触れ。しかし、めったなことがないと実際に現れてはくれません!
じゃあどうするか。
といったところで建造物はもちろん皿や壷、花瓶などなど様々な場所や物に書いたり彫ったりすることで良いことを招き入れようとしたわけです。
中国の方は、龍に憧れ龍のように強くなりたいと思っている人も多いと聞いたことが有ります。同じ縁起物でも日本とは少し意識が違う部分も有るようです。
違うところもあれば同じところもあります。それは飾る場所です。
このような縁起の良いとされるものは、やはり人目についたほうがご利益があるとされています。お皿や茶碗等の陶磁器類や、部屋に飾る掛軸や絨毯などに良く描かれているのはそういった理由もあるわけですね。
日常に溶け込むの縁起物
余談ですが、縁起物は着物の柄としてもふんだんに使われています。
先日知り合った着物屋さんに教えていただいた柄としては、6つの瓢箪で、全部色が違うものを「六瓢六彩」転じて「無病息災」というそうです。
これを思いついた人は本当にすごいなと思いました。刺繍で入れられた瓢箪はデザインとしてもとても可愛らしかったです。
普段何気なく使っていたものや、家に飾ってあるもの。何が描かれていてどういった意味があるのか。興味をもって調べると新しい発見もあると思います。
家においてある古い壷・・・絵が描いてあるけれどどんな意味があるんだろう?と気になるようなことがあれば是非気軽に聞いてください。
さいごに