密かなブーム?「益子焼」の魅力
益子焼について
ようやく梅雨らしい季節の移り変わりが見え始めましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
雨で自宅にこもる事も多くなってくる時期ではありますが、私たち古美術八光堂は雨の中風の中、お電話いただけましたらいつでも馳せ参じます!
家にこもる際に断捨離を進めてみるのも良い機会かもしれませんね。
密かなブーム?益子焼
私が勤務する博多本店の場所柄、帰り際に博多駅隣接のアミュプラザの雑貨屋さんにふらっと寄ることが多くあります。
若者向けの雑貨屋さんや服屋の小物コーナーに最近よく「益子焼」のお茶碗などを目にします。
また若者向けのファッション雑誌にも取り上げられていて、密かなブームになっているようです。
益子焼もさることながら、今年の春先には期間限定でJR博多シティアミュエスト1階にて波佐見焼専門店「はさみストア」がオープンされており、老若男女問わず陶磁器ブームが再燃していることを肌で感じています。
他にも、3月にマリンメッセ福岡で「全国陶磁器フェア」や、4月には恒例の「筥崎宮骨董市」があったりと、春の福岡は陶磁器を愛する人にとってはイベント尽くしでしたね!
益子焼の魅力
「益子焼」は栃木県の焼物で、民芸調と呼ばれ、それこそ派手さは感じませんが可愛らしいフォルムと普段使いのしやすさが魅力の焼物です。
食卓に並べた時に、メインとしてではなくあくまで食材の引き立て役に徹するような奥ゆかしさも感じることができます。
また価格設定も非常に低くしているため、手に取りやすく「どうせなら全部益子焼で統一しよう!」なんていうヘビーユーザーもいらっしゃるようです。
100円ショップなどの流行で物の価値が下がっている中「普段使いの品に拘りを持ちたい」という流れは私たち古美術に携わる者としても非常に嬉しいものです。
もちろん益子焼でも普段使い用だけではなく濱田庄司、富本憲吉、島岡達三、木村一郎の作品ように美術的価値の高い作品も多くございます。
これらは今現在でもモダンな装いを感じることができ、観賞用としても非常に人気があります。
茶陶としても人気がございますので、高値で取引される品も多くございます。
さいごに
私共八光堂も微力ながらその流れの一員になれればと、日々精進しております。
また陶磁器の魅力をしっかり伝えることができる鑑定士でありたいと常々思っております!
是非とも素敵な作品・文化・技術を私達の手で次の世代に引き継いでいきたいと思います。
ご売却をお考えの際は、ぜひ古美術八光堂をご利用ください!