原色の重厚感・森田茂
森田茂について
みなさんこんにちは!
ずっと晴れが続くのはいいですが、暑い・・・暑すぎます!
ですが、この暑さにも負けずに今日も関西地域を所狭しと出張買取に出向きます!
さて、本日の記事で紹介させていただくのは、特徴的な画風を持つ洋画家・森田茂です!
森田茂をご存知の方なら、どの作品を思い浮かべるでしょうか?
この作家さんの特徴は、薄めた画材ではなくどぎつい原色を大胆に使用し、力任せに殴り描いたような、感情をそのままぶつけたような作風が何よりの特徴です。
一度目にすると忘れられない作風を持つ森田茂ですが、どのようにしてその作風が生まれたのかお話させていただきます。
森田茂の経歴
1907年茨城県に生まれ、1925年に茨城県師範学校(現・茨城大学)を卒業すると、小学校の教師として児童たちに絵を教える生活を送っていました。
教師としての生活を送る傍ら、自らの作品を展覧会などに出品していたのですが、なかなか通らず・・・。
ですが、あきらめずに出品し続けた結果、1926年ついに入選を果たすこととなりました。
この入選がきっかけとなり、森田茂は本格的に画家としてデビューするため今まで以上に絵を学ぶようになりました。
その結果として、1928年には教師を辞め上京。
その後は絵の技術を高めるため、ただひたすらに修行を続ける日々を送りました。
極めた作風
1933年には出品した作品が入賞を飾るなど勢いを増していった森田茂は、独自の画風を築き上げ、その画風を極めるようになりました。
晩年には風景画を多く手掛けるようになりますが、その時期に多く手掛けた山形県を描いたシリーズが高く評価されています。
中でもその山形県の郷土芸能でもある黒川能をテーマとした作品が多く、人気も高いです。
数多くの素晴らしい作品を残した森田茂に対し、1989年には文化功労者、1933年には文化勲章が授与されました。
さいごに