機械式高級時計 ジラール・ペルゴ
八光堂ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今回は以前、ご売却いただきましたスイスの高級時計「ジラール・ペルゴ」についてお話しさせていただきます。
ジラール・ペルゴと日本
皆様はジラール・ペルゴ(Girard-Perregaux)という時計メーカーをご存知でしょうか。ロレックスやオメガといったブランドと比べますと日本での知名度は落ちるのですが、200年以上の歴史を誇るスイスの高級時計メーカーで、その時計作り対する情熱と品質には定評があります。
また、意外と日本との接点もあるのです。実は日本に正規輸入されたスイス時計の第一号はジラール・ペルゴなのです。まだ江戸時代の1861年で、井伊直弼が暗殺された桜田門外の変の翌年のことでした。
余談ですが1861年は日本で始めてボウリング場ができた年です。意外と古くからあるのですね。
品質にこだわった上品な造形
さて、ジラール・ペルゴといえば長方形ケースの時計をイメージされる方もおられると思いますが、今回、買い取らせていただいた時計はラウンド形です。ムーブメントはGP3100でもちろん自社生産です。もちろんと書いたのはジラール・ペルゴ社はムーブメントから自社で一貫製造することに古くからこだわっています。全ての部品を自社で扱うことでもちろん商品全体の品質はあがります。今回の時計もシンプルですが、一つ一つのパーツの造形がしっかりしています。また、服装を選ばない上品さがあります。
裏面はスケルトンでキャリバーを見ることができます。機械式時計が好きな方なら何時間でも眺めていられる部分ですね。
さいごに