九州掛軸事情
掛軸と九州
皆様のご自宅に掛軸をお持ちの方も多いと思われますが、そんな身近な美術品、掛軸の始まりは中国に由来します。掛けて拝することに用いられることから礼拝用の意味合いが強く、仏教を広めるという理念から持ち運びやすい道具として、日本には入ってきたそうです。そんな持ち運びやすさが多くのご自宅に掛軸がある理由なのかもしれませんね。
実は九州には中国の掛軸が多いです。他県に比べて私共が眼にする機会がとても多いと感じています。 それはなぜでしょう…??
それは九州の歴史にも関係しています。昔々、九州は中国と近いこともあり貿易の拠点となっていました。長崎の出島が外国との窓口になっていたように、商人の町として栄えていたのです。その為、多くの中国の掛軸が九州には存在するのです。なんといっても中国、その歴史はかなり古く、もしかしたら、ご自宅にもうん千年前の掛軸が存在するかもしれない・・・と思うとロマンを感じてしまいます。
さいごに
ご自宅に掛軸が!そんなお宅も多いと思いますので、是非八光堂にお声掛け下さいませ。
経験豊富な鑑定士が、様々なご相談に丁寧に対応させていただきます。