買い取り額高騰！？意外に身近な銀製品

ここ最近、骨董市場では「銀製品」の需要が高まってきています。
理由の一つとして中国の方にも人気がございまして、中国物を取り扱うオークションなどでは高値で落札されている傾向にあります。
「銀製品」と言っても用途は様々でカトラリーなどの洋食器から、お茶道具、お祝い品などなど・・・意外とどこのお宅にも馴染みがある物となっています。
中でも高額で取引されている品が、香炉や銀瓶、茶釜などのお茶道具に多い印象があります。
銀はやわらかいため加工が難しく細かい表現には熟練の技術が必要となります。そのためしっかりとした仕事が施されている作品にはそれだけの付加価値となり、取引額に反映されていきます。中には海外オークションで数千万円の落札額が付いた物もございます。
まあなかなかそこまでのお品はどこにでもあるとは言えませんが・・・。

身近なところで言うと、銀杯はお祝い品として多くのご家庭にあるのではないでしょうか。
実際に私も出張買取のお伺い先でよく目にするお品物の一つです。
記念品や、お祝い品としていただいた方も少なくないのではないでしょうか。
余談ですが、敬老の日には100歳を迎えられた方へお祝い品として銀杯が贈られていますが、いつしか素材は純銀製のものから銀メッキ製へと変わってしまったようです。その背景には、高齢化により100歳を超える方が年々増え続け、銀杯を制作する経費を削減するために材料を変更する、といったなんとも複雑な心境にさせられる背景があったのでした・・・。

銀杯は普段使いがなかなか難しいので押入れに入れっぱなし・・・なんてことも多いです。
もちろん価値のあるお品ですので、お心当たりがある方は是非とも古美術八光堂をご用命ください！
その他にも「これって銀なのかな？」なんて疑問もその場でお応えいたします！
是非とも私達の手で次の世代に引き継いでいきたいと思います。