【名古屋店:陶器買取】紫砂壷と朱泥茶器
紫砂壷とは
紫砂壺(しさこ)は中国の伝統茶器の一種で、宋代から明の武宗正徳年間にその起源があります。
紫砂壺は中国江蘇省無錫市宜興という場所で産出される石英・粘土・水雲母・赤鉄鉱からなる紫砂泥を原料として作られます。
紫砂泥を還元焼成すると、特殊な双気孔の構造を持った地肌になります。この地肌の双気孔が、茶葉に十分な空気を与えるとともに水質を変えるため、紫砂壺で淹れた茶は芳醇な茶味となります。
また、ガス窯や電気窯で焼成された新しいのものとは違い、古い紫砂壺は使えば使うほど味わいが出てくるのも楽しみのひとつです。紫砂壺が水に触れると、表面に酸化窒素が少量ずつ付着していき、つやが出てきます。
使う過程で洗ったり磨いたりを繰り返すと、だんだん色に深みが増し、しっとりとしたつやが出てきます。これを“紫砂壺を「育てる」”と言い、中国国内には紫砂壺を育てるのを楽しむコレクター様も数多くいらっしゃいます。
朱泥茶器とは
日本では江戸時代末期に中国から紫砂壺が輸入されるようになり、大変な人気となりました。
愛知県常滑市は古代・中世から常滑焼の産地として陶器の生産が盛んでしたが、江戸末期に紫砂壺コレクターの地元名士の要請を受け、紫砂壺を模倣した茶器の製造が始まります。
明治時代になると、中国から紫砂壺の職人である金士恒と呉阿根を招き、成型や工芸に関する製作技術が伝わります。
大変な技術革新を経た常滑の朱泥茶器は、表面に細字を彫るなど精巧で工芸価値の高い物へと変化し、常滑焼の代表的作品となります。
さいごに
いかがでしたか?
ご実家の整理や遺品から出てきた茶器が、もしかしたら骨董価値のある古い紫砂壺や作家ものの朱泥茶器かもしれません。
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