【名古屋店:銀製品買取】銀瓶
さて今回は先日お買取させていただきました「銀瓶」についてお話したいと思います。
銀瓶とは皆様もご存知の通り、銀で出来た湯沸しのことです。主に茶道や煎茶道などお茶を嗜む際に使用することで知られています。
何故銀なのかと言うと、銀は金属の中でも人体への毒性が低いためと言われています。
そして科学変化が起きやすく、昔は銀瓶が毒と科学変化を起こして変色することから毒が盛られたのかどうかが一目で分かるため、毒殺防止として重宝されてきたという逸話まであります。
銀瓶の種類
銀瓶には大きく分けて純銀製と銀メッキ製がありますが、やはり純銀製の方が高価とされています。
技法も様々で、その中でも私は霰(あられ)模様の銀瓶が好きです。
ベタかもしれませんが、あの大仏様の頭を彷彿させるブツブツ感が、手に取った時に気持ち良いのです(笑)
注ぎ口にも多種多様な形があり、珍しいものでは「獣口」と言う動物の口をモチーフにした凝った作品まであります。
それとは反対に「鉄砲口」は真っ直ぐでシンプルな構造の注ぎ口で、不動の人気を集めています。
摘み部分や取手部分に高級な素材や象嵌、細工がしてある作品も大変人気があり、手が込んでいることから付加価値がつきます。
もちろん素材や技法、大きさ、重さにより価格は変化します。
ただ、銀瓶に限らず美術品全体に言えることですが、「誰が造ったか」がやはり一番の査定ポイントになります。
さいごに