【コラム】金製品についてのいろいろ・その2
24K GP刻印とは
この刻印はよく買取時に、お客様が金杯だと思われて私たちに出してくれるお品に刻印されている事が多くあります。
箱も桐箱や専用のケースに入っていたり、雰囲気よく作られていますので、皆さん大事に保管されていることが多かったりします。
実はこれは、“ 金メッキ ”になります。
細かく言うと、24Kは後K(あとK、バックKとも呼ばれる)になりますので、いわゆる「純金(K24)の純度未満」「純度が低い」「純度がまちまち」といった意味を示します。
GPはGold Plated=メッキという意味ですので、残念ながら金としては買えません。
また「〇〇記念」「創立〇〇年」などと書かれたお品は、その持ち主にとって意味があるお品ですので、他の方にはその意味がありません。ですので、そういったお品はそのまま大事にされる事をお勧めします。
海外と日本の金の使われ方
日本はかつて黄金の国・ジパングと言われていたように金が好きです。
逆に海外では圧倒的に金より銀製品の方が人気です。洋食器、カトラリーにも銀製品は多いですよね。
日本では茶道具や縁起物にも金製品を使われている事が多く、百貨店では純金展などと題して純金の急須、置物などが販売されています。
また、日本画にも金箔(銀箔、プラチナ箔)を使っている作家さんの作品(彩色、版画など含め)が多くあります。これが入っていると入っていないとでは値段の差がでてきます。特に片岡球子さんや篠田桃紅さんの作品はよく使われている事が多いですね。
金が施されることで華やかさが増し、さらに豪華な作品になるため、好んで使われる作家さんも少なくありません。
さいごに