【出張買取:茶道具買取】小林太玄 書
大徳寺とは
大徳寺とは、京都の北区にあるお寺で、臨済宗大徳寺派の大本山となります。
…といってもピンとこない方は、以前私が書いたブログをご覧ください(笑)
リンクを飛ぶのも面倒!という方には、かんたんにかい摘んでご紹介を…。
アニメ「一休さん」のモデルになった一休宗純が修行をし、管長となったお寺です!これでピンと来たでしょう。
この大徳寺を開いたのは、宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)という禅僧です。
その後、一休宗純の時代に千利休などの茶人と親交を持った事により、茶の湯の世界と繋がっていきました。
そうして茶道に関係する方々には切っても切れない地位を確立し、現在に至ります。
大徳寺には、仏殿や法堂からなる中心伽藍(がらん:寺院の建物の総称)と20ヶ寺以上の塔頭(たっちゅう:徳の高い僧を偲んで建てられた塔)があり、その中の1つに黄梅院という小林太玄が住職を勤める塔頭が立ち並んでいます。
小林太玄とは
ここから、小林太玄和尚についてご紹介させていただきます。
昭和50年に大徳寺塔頭黄梅院二十世住職に就任した小林太玄和尚。
細かく紹介させていただくと、「臨済宗大徳寺派大本山龍宝山大徳寺塔頭黄梅院二十世住職小林太玄和尚」であります。
中国で生まれた小林太玄和尚は、その後に兵庫県の赤穂で育ち、6歳という若さで出家します。
仏教系の私立大学で有名な花園大学卒業後、本格的に僧の道へ入ります。
そして黄梅院住職に就任してからは、建物として古くなっていた黄梅院の改修を積極的に行い、歴史的建造物の保管に努め、最大限に努力されたそうです。
小林太玄和尚は、茶の世界でも大変人気のある住職さんです。
特に人気があるのは茶掛軸や色紙といった書です。なんとも書かれる文字がとても達筆なのです!
小林太玄和尚が書く文字は骨太で勢いがあり、ご本人の真面目な人柄が文字に表れている文字ではないかと私は思います。ですので、書家としてもとても高名な方でもあるのです。
また、茶道や書道だけではなく色々な事に通じた名僧としても小林太玄和尚は有名であり、広く人々に敬愛されています。
小林太玄と黄梅院
小林太玄和尚が尽力した黄梅院の改修。
実はこの黄梅院は、織田信長が永禄5年(1562年)に父親の追善菩提のために黄梅庵を建てた事から始まり、その後豊臣秀吉が黄梅庵を増築していき、天正17年(1589年)に黄梅院と名を改めました。そして、この黄梅院の中庭は千利休が作庭しています。
現在80歳代の小林太玄和尚は、そんな古き歴史の軌跡を今に残した方でもあります。
そんな小林太玄和尚に思いを馳せながら、大徳寺へ赴いてはいかがでしょうか。
さいごに