【横浜店:絵画買取】清水信行 彩色
清水信行とは
1950年、京都で生を受けた日本を代表する画家のひとりです。
風景画を多く描き、その中でも日本のシンボルである富士山をモチーフとした「富岳」「紅富岳」などが代表作です。
私も静岡県出身ですので、もちろん富士山が好きですが、「富岳」を初めて見た時、一瞬にして心を奪われ、魅了されたことを今でも覚えています。
清水信行をスターダムにのし上げた出来事は1972年に日展の初入選でしょう。
これを機に清水信行の名は広く知られ、さらに日展4回連続入選という快挙を成し遂げています。
京都市立芸術大学日本画科を卒業し、同学科の専攻科に進み、更にそのスキルは高くなっていきます。
その惜しまぬ努力と飽くなき挑戦は、日仏現代美術展に出品した作品でフランスソワール賞を受賞という形で実を結びます。
その後も個展を開くなど芸術への道を邁進し、ついに清水信行の名は世界中の人々に広く知れ渡ることになります。
それは代表作である「富岳」「紅富岳」「清水新雪」の3点がユニセフのグリーティングカードや年賀はがきなどに使用されたことがきっかけです。
こうして日本のみならず、世界でも知られる有名な日本画家の一人となった清水信行。
これからも他の追随を許さない圧倒的なスキルと才能を武器に、我々の目と心を一瞬で奪い去るような魅力的な作品を描き続けていくでしょう。
清水信行の画風
風景画といったら清水信行の名は必ず入るほど多く描いていますが、代表作の「富岳」からも分かるように、やはりその圧倒的なスキルから生まれる、まるで写真のような美しさ、しばし魅入ってしまうほどの青と白の絶妙なコントラスト、富士山の特徴でもある雪化粧と雄大さ、まるでその場で実際に見ているかのような臨場感と大自然の力強さ、どれをとっても我々の目と心に深く入り込んでくる美しい作品です。
今のこの時期で私が個人的に好きな清水信行の作品は「嵐山盛秋」です。
これもまた絵画とは思えない写真のような美しさはもちろん、秋ならではの美しい紅葉、幻想的な川霧など秋という季節の素晴らしさを伝えてくれる情緒的な作品です。
さいごに