食器の捨て方を解説!価値のわからない陶器やガラス食器は査定もおすすめ
どのご家庭にもある食器類。新しく購入したり贈られたりと、気づけばどんどん増えて使わなくなることも多いのでは。あなたは正しい食器の処分方法を知っていますか?
この記事では、素材ごとの食器類の一般的な捨て方と、まだまだ使える食器の再利用法をご紹介します。押入れの奥底に眠った価値のわからない食器は査定もおすすめです。ご自身の状況に合わせて処分していきましょう。
素材別に解説。一般的な食器の捨て方とは?
食器と一口に言っても、さまざまな種類があり、捨て方もさまざまです。まずは一般的な食器の捨て方を食器の種類ごとに解説します。不要と判断した食器や陶器は以下の方法で処分してみてください。
●素材別、4種類の食器の捨て方
いざ食器を処分する前に注意したいのは、素材によって捨て方が異なること。ここでは、4つの素材別に一般的な食器の捨て方をご紹介します。自治体によってゴミの回収日とルールが違うので、捨てる際は改めて確認しましょう。一般的に30cm以上のものは素材に関わらず粗大ゴミの扱いとなるので、別途各自治体に申し込みが必要です。
・木製
木製の食器は燃えるゴミとして捨てることができます。他の燃えるゴミと一緒の袋に入れて構いませんが、割れた食器は袋に穴が開いたり、収集員が怪我をしたりして危ないので、新聞紙で巻くなどしてから捨てましょう。
・プラスチック製
プラスチックは軽くて割れにくく、子供用の食器やコップなどに多く使われます。プラスチック製食器はプラスチックゴミもしくは燃えるゴミに当たることが多く、パッケージ袋など他のプラスチックゴミと同じ方法で捨てることが可能です。
・金属製
ボウルやスプーンなどのカトラリーに多い金属製の食器の捨て方は自治体によって異なります。資源ゴミ・燃えないゴミ・金属ゴミのいずれかの方法で処分します。鍋やフライパンなど、金属の調理器具も同様です。
ほとんどの自治体では最大の辺が30cm以上のものを粗大ゴミとしているため、サイズを確認してから処分しましょう。
フォークやナイフなどの尖ったものは収集員が怪我をしてしまう恐れがあるので危険です。ガムテープや新聞紙でまとめて、鋭利な部分をカバーして処分しましょう。
・陶器製・ガラス製
家庭で使用している食器類で最も多い素材が陶磁器、ガラス製のもの。これらは一般的に燃えないゴミとしての扱いになりますが、自治体によっては燃えるゴミとして捨てることが可能なところもあります。
危険を考慮し、新聞紙に包む・箱に入れる・袋に入れるなどして処分しましょう。見えるところに「食器類」「ワレモノ」と書いて中身がわかるようにゴミを出すと安心です。回収日は月1、2回の自治体が多いので忘れずに捨てるようにしたいですね。
●食器を捨てる前に確認したいポイント
食器を捨てる前には、事前に以下の2つのポイントを確認しておきましょう。
・自治体ごとに処分方法を確認
自治体によって食器ゴミの分別方法は異なるので注意が必要です。
例えば、東京都や名古屋市では陶器・ガラスは「燃えないゴミ」であることが多いのですが、大阪市では陶器、ガラス、プラスチックの食器は「燃えるゴミ」として処分することができます。
事前に居住地域のWebサイトなどで分別方法を確認しましょう。
・食器が割れている際の対処法
割れている食器を処分する際は収集員の人などが怪我をするのを防止するために適切な処理が必要です。処理する際も、ご自身が割れた破片で怪我をしないように軍手を重ねるなどして取り扱いに注意しましょう。まず新聞紙など、家庭にある不要な紙で割れている食器をくるみます。紙が薄い場合は、何枚か重ねて厚みを出すようにしましょう。ビニール袋に入れ、口をしっかりと結びます。さらに「食器、ワレモノ」や「危険」と大きな文字で記入し、危険物だと分かるようにします。ビニール袋にマジックで書きにくい場合は、紙に書いてしっかりとはがれないように貼り付けても大丈夫です。他のゴミとは一緒にせず、必ず単体で処理しましょう。あとは各自治体のゴミ出し方法に従ってゴミ出しをすればOKです。
一般ゴミとして処分する以外の選択肢は?
まだ使えそうな食器をゴミとして処分するのはもったいないと思ってしまうもの。
ここでは、ゴミとして処分する以外の方法をご紹介します。
●リサイクルショップで売却する
リサイクルショップの中には、食器の買取をしてくれるお店があります。売却する際は、ご自身で直接店に持ち込むか、ショップによってはダンボールにつめて配送すると、後日買取金額を振込してくれることもあります。使用済の食器は買取不可のところも多く、お店によって条件は異なりますので、持ち込む前に一度確認をしましょう。
●インターネットオークションやフリマアプリで売却する
食器の数が多くなく、時間に余裕がある場合、インターネットオークションやフリマアプリを使って自分で売ることもできます。売りたいものの撮影と、説明文の作成、梱包材などの事前準備、相手とのやりとりでトラブルにならないために迅速で丁寧な対応が必要です。しかし思わぬものが高値で売れるなどの楽しみもあります。
インターネットオークションサイトで最大規模なのは「ヤフオク」です。ユーザーは男性比率が高く、業者の出品も多いのが特徴。オークション形式なので、高値がつくことも。ブランド品、骨董品などを売りたいときにおすすめです。
フリマアプリで最も有名なのは「メルカリ」です。利用者数が多く売れやすいのが特徴です。
同じくフリマアプリの「ラクマ」は女性の利用が多く、キャラクターものが人気のようです。売上は楽天ポイントとして使えます。
●食器を受け入れている団体に寄付する
海外支援団体やリサイクル団体の中には、食器の寄付を受け付けている団体もあります。
寄付品は原則新品です。品物の送料等は自己負担となりますが、広く誰かの役に立つ再利用方法です。
「美濃焼」の産地である岐阜県では、不要になった陶磁器食器を回収し、ふたたび陶磁器食器としてリサイクルする活動が行われています。
●不用品回収業者に依頼する
処分したい物が多く、一見して売れるか売れないか判断しにくい場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。売れそうにないものは回収するのでご自身で処分する必要がなく、買取可能なものは買取してもらえます。しかし、無料での回収をうたい、後から法外な値段を請求するなどのトラブルもありますので注意が必要です。
●不用品買取業者に依頼する
持ち主が亡くなってしまい、価値のわからないブランド品や骨董品などの食器の場合は、不用品買取業者への依頼も検討しましょう。
世界的な日本食ブームで和食器の需要が高まっているため、日本のブランド品であれば買い取ってもらいやすい傾向があります。状態が悪くキズがあったとしても、買い取りできる場合もあるので、まずは相談してみましょう。
未使用であれば問題ありませんが、一度使用してしまうと買い取りが出来ない場合もあります。使用済みの食器やノーブランドの食器を買い取るかどうかは、業者によって判断が異なります。配送の途中で食器が割れてしまうのを防ぐために、出張買取をしてくれる業者にお願いするのが安心です。
遺品・蔵整理高額買取
価値がわからない食器は骨董品店も視野に
食器や陶器の処分で困るのが、価値がわからない古いものです。「もしかすると、価値のあるものが含まれているかも」などと感じ、なかなか整理が進まないということもあるでしょう。価値がありそうな食器の対処方法について解説します。
●古い食器の中には高価な品が混ざることも
食器の歴史は古く、陶磁器が生まれたのは古代中国まで遡ります。そこから日本に陶磁器が伝来したのは16世紀のこと。17世紀にはヨーロッパに伝わり、ドイツのマイセンやイギリスのウェッジウッドなど、ヨーロッパの食器文化が白磁で彩られるようになりました。明治中期の1884年頃から、終戦の1945年まで日本で製造された食器ブランド・オールドノリタケはラグジュアリーな絵付けと繊細な細工で今でも世界中に愛好家が存在します。
世界で最も有名なガラス食器といえばバカラです。バカラは18世紀のフランスで生まれました。
このように古い食器ブランドは今でも世界中で愛されています。
お手持ちの古い食器や不要なブランド食器の中には高級なものが含まれているかもしれません。
●価値を判断できない場合は査定ができる業者への相談を
いざ手元にあるブランド食器を売ろうとしても、素人目には価値が判断しづらいもの。そのような場合は、査定ができる専門の業者へ鑑定を依頼しましょう。おすすめは、美術品や骨董品などの査定も行える鑑定士が所属する業者です。価値の判断がつかない場合やキズやカケがあるからと言って、不用品として処分するのではなく、一度査定を依頼してみましょう。
陶器高額買取
食器高額買取
まとめ
ご自宅に眠っている食器類。処分する方法やタイミングがわからずに、棚を圧迫していませんか。
また、断捨離や、遺品整理の際に古いブランドの食器が出てきて処分に困ってしまう、ということもあると思います。もしかしたらその中に思わぬ価値のある作品がまぎれているかもしれません。
骨董品やアンティーク食器の中には、キズや汚れ、ワレやカケがある作品であっても、高値で取引されているものもあります。お気軽にご相談ください。