地金の保管方法と現物保有するメリット・デメリット
近頃、金価格の上昇にともなって資産として地金を購入することを検討している人が増えているようです。地金を購入する場合、まず考えておきたいのが保管場所や保管方法です。また、地金を所有しておくことでのメリット・デメリットも知っておきたいところです。
地金(インゴットバー)とは
地金とは
地金とは、金を固めて塊にしたもののこと。地金の中には金のほかにも銀やプラチナなどもあり、金でできた地金を特に「金地金」と呼ぶこともあります。
金に価値がある理由
金は希少性が高い資源です。人工的につくることができないため量に限りがあり、貴重です。また、酸素に触れても錆びることがなく、品質が安定しています。重さがあるため、盗まれにくいというメリットもあります。
地金(インゴットバー)の保管方法
資産として価値の高い地金ですが、手元にあったり購入したりした場合、どのように保管すべきなのでしょうか。
自宅金庫で保管する
自宅のタンスや引き出しなどに入れておく方は多いかと思います。自宅に置いておけば、時折眺めて金を所有する実感を持つことができます。
ですが、地金を自宅で保管するのであれば、盗難のリスクに備えて耐火性のある金庫に入れておくことをおすすめします。金庫ごと盗まれるリスクは拭えませんが、タンスや引き出しに入れておくよりははるかに安全です。
貸金庫を利用する
自宅で保管するのに不安がある場合は、銀行の貸金庫に入れておくと良いでしょう。ただし、貸金庫を借りるには、1ヵ月数千円の費用がかかります。
購入業者の保管サービスを利用する
地金を販売している業者がそのまま保管サービスを行なっていることがあります。購入後に持ち運ぶ必要がないという意味で安心です。ただし、預ける金の重さに準じた手数料がかかることがほとんどです。
純金積立で預かってもらう
「金を資産として金を購入したいが、保管場所がない・手元に置くのは不安」という方には、純金積立を行うという方法があります。純金積立とは、毎月金を積み立てで購入し、自動的に金を預かってもらう仕組みです。自分で金を持っておくわけではないので、保管のことを考える必要がありません。また、金相場が安いときにまとめて購入することも可能です。
地金(インゴットバー)現物保有のメリット・デメリット
地金(インゴットバー)現物保有のメリット
戦争や経済危機・大企業の倒産といった有事の際、世界経済は大きな打撃を受け、株価は一時的に下落します。そういった際、金の価格は高騰する傾向にあります。金を所有しておくことは、資産を守るためのリスクヘッジになりえるのです。
地金(インゴットバー)現物保有のデメリット
地金を所有するデメリットとして、盗難や紛失の恐れがあげられます。自宅に所有している場合は特に、これらのリスクが高くなります。万一に備えて、刻印の記録や購入証明(領収書や証明書など)も大切に保管しておきましょう。
なお、ご自宅にある地金を手放して現金化したいという方は、買取専門店に依頼してみましょう。専門の鑑定士がいる店であれば、正しい価値を見極め、適正な価格で売却できます。過去に売却を考えたが売れなかったという方も、鑑定士がいる骨董品買取店などで再度鑑定してもらうと良いでしょう。
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まとめ
資産として価値の高い地金ですが、入手する前に必ずどう保管するかを考えておきたいところ。また、現金化を検討している方は、価値を正しく判断できる鑑定士のいる買取店を活用するようにしましょう。地金の保管方法や現金化についてお悩みの方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。
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